読売テレビ制作のytvドキュメント、ヒューストン国際映画祭で3作品が受賞
編集部
アメリカの第56回ヒューストン国際映画祭で、読売テレビ制作のytvドキュメント3作品が受賞。『生きる力―神戸児童連続殺傷事件遺族の25年』(2022年4月26日放送)がチルドレン部門で審査員特別賞、『みいちゃんのお菓子工房~場面緘黙症少女の夢~』(2022年5月18日放送)および『太陽と海陽』(2022年5月25日放送)がいずれも「医療・健康・フィットネス部門」で、ゴールド賞を受賞した。
ヒューストン国際映画祭は、サンフランシスコ国際映画祭、ニューヨーク国際映画祭に次ぐ北米第3の映画祭として、1961年に創設された伝統ある映画祭。インディペンデント系の映画祭としては世界で最も歴史のある映画祭として知られている。毎年、応募作品は10のカテゴリー(200部門)ごとに審査され、受賞するのは12割ほど。例年、世界各国から4000から5000本の応募があり、スコアにより、上位から審査員特別賞、プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズに選ばれる。
『生きる力』は、1997年に起きた神戸児童連続殺傷事件の遺族が、娘の遺品「生きる力」という書初めの言葉を胸に刻み、試練を乗り越える25年の軌跡をまとめたもので、部門最高賞である審査員特別賞を受賞。
『みいちゃんのお菓子工房』は、場面緘黙症の15歳の少女が家族とともに自らの心の葛藤に向き合う姿を描き、『太陽と海陽』は、紫外線を浴びるとやけどのような症状がでる色素性乾皮症と闘う1歳の男の子と家族の絆を映像化したもので、いずれもゴールド賞を受賞した。
読売テレビのytvドキュメントでは、2020年に『ママもう泣かんといてな~12歳全盲ドラマーが奏でる‘音の世界’』がプラチナ賞、2021年に『死ぬまで生きてやろうじゃないか 阪神・淡路大震災25年~神戸からの“音”がえし』がシルバー賞を受賞している。
■審査員特別賞(チルドレン部門)
『生きる力―神戸児童連続殺傷事件遺族の25年』
ナレーション 藤田千代美
ディレクター 堀川雅子
撮影 西川亮ytvNextry
編集 松﨑修三(フリー・フォーム・カンパニー)
プロデューサー 吉川秀和
■ゴールド賞(医療・健康・フィットネス部門)
『みいちゃんのお菓子工房~場面緘黙症少女の夢~』
ナレーション 大塚寧々
ディレクター 前川優也
撮影 杉森賢治ytvNextry
編集 秋山進吾
■ゴールド賞(医療・健康・フィットネス部門)
『太陽と海陽』
ナレーション 広末涼子
ディレクター 安部祐真
撮影 林裕介ytvNextry
編集 浅田邦裕(フリー・フォーム・カンパニー)