DATAFLUCT、エム・データと需要・トレンド予測サービス開発に向けた協業を開始
編集部
株式会社DATAFLUCT(本社所在地:東京都渋谷区、以下DATAFLUCT)と株式会社エム・データ(本社:東京都千代田区、以下「エム・データ」)は、テレビ放送などのメディアの影響を反映した需要予測・トレンド予測サービスの開発に向けた協業を開始する。
DATAFLUCTは、「データを商いに」をビジョンに掲げ、埋もれていたデータから新たな価値を生み出すデータビジネスパートナーだ。「Perswell」は、過去の需要実績データだけではなく、新型コロナウイルス感染症陽性者数、天気予報データ、近隣イベント情報など最新の外部データを活用できる機械学習アルゴリズムにより、高い予測精度を実現する需要予測ソリューションサービスとして、データ活用人材が不足している企業でも受発注数予測や配送計画最適化、人員配置最適化を可能にし、利益最大化と持続可能な選択を支援してきた。
エム・データは、東京、名古屋、大阪地区、BS局のテレビ局で放送されたテレビ番組やTV-CMを、テキスト・データベース化して「TVメタデータ」を構築。人々の情報感度のポイントは、今なおテレビが占める要素が大きく、テレビで発信された情報で人や物が大きく動くことから、「TVメタデータ」は宣伝や集客、流行のリサーチなど多角的なシーンで活用されている。
今回の協業は「Perswell」の未来予測にオープンソースデータ、エム・データが保有する「TVメタデータ」を活用し、テレビ放送に関する情報を反映し、より高度で幅の広い費用対効果分析や需要予測モデルの構築が可能となる。
消費者の興味・関心度合いを測る指標としてSNSや検索データなどを連携させることで、需要予測からより高度なトレンド予測へと発展させるモデルの構築を目指している。
■「Perswell」について
「Perswell」は、社内にデータサイエンティストがいなくても、高精度の需要予測モデルを利用でき、作業工数の削減や、予測精度の改善によって欠品・余剰・在庫回転率および配送計画を改善できるサービスだ。様々な外部データを活用できる最新の機械学習アルゴリズムを手法に採用することで、従来の「古典統計」では不可能だった外部要因を考慮した高精度の予測を実現した。
現在は卸売業を中心に、需要予測と外部データを活用した「廃棄・廉価販売の削減」「調達輸送の最適化」「配送計画および配送ルートの最適化」などに活用されている。
テレビ放送の情報をリアルタイムに反映した「Perswell」の未来予測を活用することで、小売業ではより計画的な仕入れや在庫管理や効果的な棚割り陳列が可能となり、テレビの影響による商品の動きに対して売り上げの機会損失を回避することができる。また、チラシやPOPなどによる来店者への情報展開といった販促にも応用可能だ。メーカー企業では、前述のような売り場での売り上げ効果最大化施策のほか、商品開発の材料、また、広告宣伝や販促マーケティング施策としても活用できる。