中京テレビ、メタバースの“企画から運営まですべて”請け負う「エブリバース」のワンストップサービスを開始
編集部
中京テレビ放送株式会社(本社:名古屋市中村区)は、2022年6月10日(金)より、メタバース上の企画や運営、VR空間の提供などを一から十まで請け負うワンストップサービス「エブリバース」をリリースした。
これまで番組やイベント制作で培ってきた企画制作力と、豊富なメタバースイベントの実績を活かし、メタバース活用による企業の課題解決から、新しいエンターテインメントの創出をバックアップしていく見通し。
サービス概要
中京テレビは、これまでの経験を糧にメタバースを「コンテンツファースト」で活用していく。「リアルさながらですごい空間だけど、何をしたらいいか分からない…」といったことがないように、「メタバースでしかできない事は?」という視点で企画立案などを行う。
メタバース実績
中京テレビビジネス開発グループは、地上波で培った演出力や技術力にテクノロジーを掛け合わせ、メタバース事業に挑戦している。(協業:三井物産株式会社)
■VR課外授業
愛知県立高校2校と大学生がバーチャルリアリティー技術を活用したネットワーク上の授業で交流。文部科学省が進める「GIGAスクール構想」の中でも重要視している「デジタル技術を活用した協働学習」や「学校の壁を越えた学習」の実証実験に挑戦した。地域の高校2校が協力して議論、意見整理、発表までを行った点や、高校という壁を越え、異なる意見や考えを得るための取材活動など、日本初の取り組みといえる授業になった。
■メタバース英会話
学研グループの株式会社Glatsとは、オンライン英会話サービス「kimini英会話」の会員向けに、メタバース空間でゲームをしながら英語を学ぶイベントを実施。「アバターだから英語を話すのも躊躇しない」「普段話せない生徒同士での交流も深まった」といった前向きなコメントが寄せられ、ユーザーの90%以上から高評価を得た。
■バーチャルファンミーティング
「一度に100人がコミュニケーションできるVR空間」として、「VR×エンタメ」という発想からVTuberのファンミーティングを実施。ファンがアバターで空間に入り、初対面でありながら共通の趣味を持つ仲間とたくさんの会話が生まれた。
時間と空間から解放され、コミュニケーションが活性化できるVR空間。中京テレビでは、今後もVR空間だからこそ生まれる価値を模索していく予定だという。