テレビ熊本、NTTSportictと「AIソリューションを活⽤したスポーツ映像配信に関する共同事業」の協定を締結
編集部
株式会社テレビ熊本(熊本市北区)と株式会社NTTSportict(⼤阪市都島区)は、「AIソリューションを活⽤したスポーツ映像配信に関する共同事業」の協定を締結したことを発表した。
テレビ熊本では、これまで地上波・webの双方を活用し熊本県内のスポーツ映像コンテンツを積極的に提供。地域情報の発信源として、また地元スポーツを応援したい企業スポンサーの要望もあり、より多くの大会映像を配信できる手段を模索してきた。
そこで自動で本格的な試合撮影を可能にするNTTSportictのAIスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE」に着目。またNTTSportictの掲げる「スポーツを通して笑顔と感動を⽣み、地域社会の発展に寄与する」という理念にも共感し、今回、共同事業協定を締結し、サービスを導入することを決定したという。
本事業ではNTTSportictが提供するAIスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE」S1モデルを⽤いて地域のスポーツの試合を撮影。会場に行けなくてもスマートフォンやタブレットなどから試合動画が視聴できるように、テレビ熊本が提供するweb視聴ページでコンテンツを配信していく。
直近では、4月24日に開催される「県民共済presents 2022なでしこ&キッズサッカー大会in阿蘇」の配信を予定。今後はバレーボールを中心に様々なスポーツの配信を予定しており、誰もがいつでもどこでも地元スポーツを楽しめる環境を提供していくという。
「県民共済presents 2022なでしこ&キッズサッカー大会in阿蘇」配信スケジュール
配信日程:4月24日(日)
場所:阿蘇市農村公園あぴか
配信webページ:https://vfc-yqris8v00.videoflow.io
■AIスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE」について
NTTSportictが提供するAIスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE」S1モデルの中⼼となるのは、Pixellot Ltd.(本社:イスラエル)が開発した無⼈撮影カメラで、AIによる ⾃動撮影や編集機能を装備。スタジアムなどの競技施設に設置することで、撮影コストを約10分の1に抑えることができ、また動画の再⽣前に広告動画を⾃動挿⼊することもできる。
現在、サッカー、バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボール、バレーボールなど14競技の撮影に対応しており、「オートプロダクション」モードでは、本物のカメラマンが撮影しているかのような、⾃然なカメラワークが可能。
また通常のAI撮影と合わせて、同時にパノラマでピッチ全体の映像も撮影されるため、撮影した映像を既存のコーチングシステムへ直接流し込むことで、ファイル変換などの⼿間をかけずにチームの練習、選⼿へのフィードバックや分析に活⽤することができる。