REVISIO、関東2000世帯パネルへコネクテッドTV計測体制を拡張
編集部
家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「注視」を測るREVISIO株式会社(東京都千代田区、以下REVISIO)は、地上波テレビの視聴を測定していた関東2000世帯パネルで、コネクテッドTV(以下、CTV)視聴の計測体制を拡張した。
CTV視聴計測体制について
REVISIOでは、地上波テレビの視聴をメインとした調査パネルを関東2000世帯に構築し、視聴データのサービス提供を行ってきた。視聴者のCTV視聴が増加している中、2022年7月よりCTV視聴について一部の調査パネルに対して計測を開始し、徐々に対応世帯を増やしてきた。2024年2月からは、関東2000世帯のすべてのCTV視聴世帯(※)に対して計測体制を拡張。今回の対応完了によって、地上波とCTVへの接触を、代表性を持つパネルにおいて横断的に(シングルソース)、かつより大きなサンプル数で分析することが可能になる。
※「CTV視聴世帯」とは現時点でスマートテレビ、Fire TV Stick、Chromecastを含む、REVISIO技術(特許出願中)で測定可能なデバイスでCTV視聴を行っている世帯。世帯数は2024年1月末時点で900世帯以上。今後のCTV視聴世帯の増加にも継続的に対応する予定である。
REVISIO CTVデータ概要
■関東2000世帯の代表性を持つ既存の視聴調査パネルに対して、CTVデータを取得する技術を導入・構築し、CTV視聴世帯におけるCTVデータを取得
■人体認識技術を用い、テレビの前にいる個人を特定し、テレビに対する注視データを計測すると同時に、CTVでの視聴の場合、その視聴アプリ(例:YouTube、TVer、ABEMAなど)を把握し、同一世帯の地上波とCTVでの視聴を横断的に把握可能
■アプリ・コンテンツのみならず、CTVにおけるCM素材の視聴データも取得。地上波とCTVでのCM素材の横断リーチや、注視のされ方の違いなど、CMに特化した分析が可能
■自社のみでなく、競合や他社のCTV広告出稿状況も一部取得・提供を開始