フジテレビ、スカイバウンド社とパートナーシップ構築しSFドラマを共同制作
編集部
フジテレビは、アメリカのスカイバウンドエンターテインメント(以下、スカイバウンド)と、共同制作、IP交換、新たなIPの共同開発などのパートナーシップを構築していくことに合意したこと発表した。
スカイバウンドは、ドラマが120カヶ国以上で視聴されるなど世界的に大ヒットしている『ウォーキング・デッド』や『インヴィンシブル』など、画期的で魅力的なコンテンツを生み出しているマルチプラットフォーム・エンターテインメント企業。コミック、ゲーム、テレビ、映画、デジタルメディアなどあらゆる分野のコンテンツを多角的に制作している。
本パートナーシップの第1弾として、スカイバウンドオリジナルのグラフィックノベルシリーズ『ハート・アタック』を共同制作でドラマ化するという。『ハート・アタック』は、政府が人権を否定するほどの特殊な力を持つ“バリアント”と呼ばれる人々が存在するパンデミック後の世界が舞台のSF作品。異なる背景を持つ若い男女2人の出会い、不条理な世界の中で自由を求める戦い、そこで育まれる愛情が描かれている。
『インジャスティス2』や『モータルコンバット』などのゲームで知られるスカイバウンドのクリエイター、ショーン・キッテルセンと、『ハウス・オブ・エル』の画家として高い評価を得るイラストレーター、エリック・ザヴァツキが共同執筆した作品で、世界的に大ヒットしている。ドラマでは、パンデミック後の日本を舞台に、抑圧、権力との闘い、運命的な愛情をスリリングな展開と刺激的な映像演出で描かれていく。フジテレビが制作を主導し、スカイバウンドが全世界に配給。制作開始は2023年秋以降で、キャストや配信・放送日程などの情報は今後発表していく予定だ。
<大多亮(フジテレビ専務取締役)>
フジテレビのグローバルビジネス戦略の一環で、アメリカのスカイバウンドと提携し、グローバル市場を念頭に置いて『ハート・アタック』のドラマを制作、提供できることを大変うれしく思います。SFらしい映像演出だけでなく、権力や抑圧との闘い、そして若い男女の恋愛を描く独創的な世界観で、視聴者の皆様を魅了できると確信しています。そして、このドラマ『ハート・アタック』の共同制作を皮切りに、今後両社で新規IPの共同開発、フジテレビIPのアメリカ進出等、立体的な提携に向けて動いてまいりますので、ご期待いただきたいと思います。
<リック・ジェイコブス(スカイバウンド リニアコンテンツ担当マネージングパートナー)>
『ハート・アタック』は、タイムリーで示唆に富むストーリーと、視覚的に美しいアートワークが絶賛されました。このグラフィックノベルシリーズをドラマとして展開することで、より多くの世界中の視聴者にリーチできるだけでなく、複雑な物語やキャラクター、目を引く映像をインタラクティブな方法で提供することができると考えています。この戦略的な動きは、IPの可能性を最大限に引き出し、従来のストーリーテリングの枠を超えた多様で没入感のある体験をファンに提供するというスカイバウンドの目標に完全に合致しています。『ハート・アタック』を魅力的なSFドラマにするパートナーとしてフジテレビを迎えることができ、大変うれしく思います。我々はこのパートナーシップによって、世界中の視聴者に忘れられないテレビ体験をお届けできることに興奮しています。