福島中央テレビ、本社の電力に100%再生可能エネルギーを導入 年間950トンのCO2を削減
編集部
株式会社福島中央テレビは、東北電力株式会社が提供する東北電力管内に所在の再生可能エネルギー電源を活用した再エネ電気(CO2フリー)「よりそう、再エネ電気」を、2022年5月1日(日)より導入し、本社で使用する電力をすべて再生可能エネルギーに切り替えた。
【導入背景】
開局50周年にあたる2020年より「中テレは上テレ。ふくしまを盛り上げるテレビ」をコーポレートスローガンに掲げ、地域密着・地域貢献のメディア企業を目指すとともに、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の視点から多くの世代の視聴者とともに福島県内における様々な社会課題の解決に取り組んでいる。
今回、新たな取り組みの一つとして、放送事業におけるCO2排出量削減に取り組むべく、本社電力をすべて再生可能エネルギーに切り替え年間約950トンのCO2排出を削減する。
<年間約950トンのCO2削減効果>
杉の木約67,000本分の年間CO2吸収率相当/電気の消費量は一般世帯480世帯分
※CO2排出係数 0.457(kg-c02/kWh)
【再エネ電気(CO2フリー)「よりそう、再エネ電気」について】
東北電力株式会社が提供する青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県に所在の再生可能エネルギー電源(FIT電気および揚水発電所の電気は除く)を活用した再エネ電気(CO2フリー)を使用する。
【福島中央テレビのSDGsの取り組みと今後の展望】
制作番組『ゴジてれChu!』のコーナー「ブンケン歩いてゴミ拾いの旅」(毎週月曜日放送)で福島県民と触れ合いながら福島県内59市町村の様々な場所でゴミ拾い活動を展開し、2020年1月からの約2年間で9.1トンのゴミを拾い県内での環境保全活動を推進してきた。また、ゴミ拾い活動を全県的な取り組みとするため年2回の県内一斉清掃活動を実施し、これまでに産学官合わせてのべ102団体と連携したほか、アプリを使ったオンライン清掃活動も実施している。
再生可能エネルギー推進の面では、2021年11月に特別番組『ふくしまからゼロ・カーボンへの挑戦』を放送し最先端のエコリゾートの取り組みなどを紹介。2022年2月には再生可能エネルギーの最前線を多くの県民に知ってもらい今後の取り組みについて一緒に考えるシンポジウム(https://www.fct.co.jp/event_pr/20220214/)を開催している。
今後も、CO2削減に取り組むとともに、県民の再生可能エネルギーに対する意識向上に努めていきたいと考えている。