関西テレビ、カンテレ制作3番組が米・ニューヨークフェスティバル「TV&フィルムアワード」を受賞
編集部
関西テレビ(以下、カンテレ)が制作した8K/HDR 作品『さくらノート』をはじめ、『安藤忠雄 次世代へ告ぐ』、『ザ・ドキュメント ファミリー~二人のママがいる~』の3作品が、ニューヨークフェスティバルにおいて「TV&フィルムアワード」を受賞した。
今年のニューヨークフェスティバル「TV&フィルムアワード」には、世界 42か国から多数の作品がエントリー。カンテレの各作品が同アワードにて受賞した内容および番組概要は以下の通り。「ファイナリスト」は、各部門の金賞、銀賞、銅賞に準ずる作品として表彰されるものとなる。
■『さくらノート』(Sakura Note)
●フィルム「ショートフィルム部門」ファイナリスト
●フィルム制作「撮影部門」金賞、「技術チーム部門」銅賞、「編集部門」ファイナリスト
出演:柿原りんか
監督・脚本・プロデューサー・編集・カラーグレーディング:矢野数馬
ある島に、東京から中学生の美島咲が転校してきた。島の小学生はたったの11人。中学生は咲を入れても4人だけ。カフェも、コンビニも、信号も、警察もない。東京とは真逆の何にもない生活に嫌悪感を示す咲だが、ふと訪れた学校の図書室で一冊のノートを見つける。「さくら」と書かれた不思議なノートに導かれ、少しずつ島を知る咲。都会では気づけなかった何かが、咲の心に芽生える。そしてー
■『安藤忠雄 次世代へ告ぐ』(Tadao Ando Words For The Next Generation)
●番組制作「演出部門」銅賞、「撮影部門」銅賞
●ドキュメンタリー「芸術部門」銅賞、「伝記部門」ファイナリスト
出演:安藤忠雄
音楽:haruka nakamura
世界的建築家・安藤忠雄の「次世代への想い」に密着、4K映像で制作したドキュメンタリー番組。“世界の ANDO”と呼ばれるようになった安藤は、幼稚園、小中学校など、多くの“子どものための施設”を作っている。根底には、日本の子どもたちの未来に対する憂慮がある。番組は、安藤がこれまで手掛けてきた「次世代のための」建築を4Kカメラで撮影。建築に込めた安藤の想いと、自身がどの ように「知的体力」を蓄えてきたのか、その歩みを伝える。
■『ザ・ドキュメント ファミリー ~二人のママがいる~』(Family-I Have Two Moms)
●ドキュメンタリー「社会問題部門」ファイナリスト
樋口家は特別養子縁組で2人の乳児を迎えた。真実告知され、2人のママがいることを理解しはじめ、人とは違うことに戸惑う兄のいっちゃんと、障害を持つ妹のみぃちゃん。血のつながらない家族がなんでもない日々を重ね、本当の家族になっていく様を見つめ、“家族”とは何かを考えていく。