博報堂DY×Facebook Japan、SNS上でのブランドビルドを目的とした提携開始!新ソリューション「AaaS with Meta」をリリース
編集部
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(以下、博報堂DYメディアパートナーズ)は、Meta日本法人Facebook Japan合同会社(以下、Facebook Japan)とSNS上でのブランドビルドを目的とした提携を開始する。また、提携に合わせ新ソリューション「AaaS with Meta」をリリースした。第一弾の機能ではインフルエンサー施策における広告効果の可視化およびPDCAサイクルの実行が可能となる。
■本施策の背景
近年、SNS上の投稿がブランドのイメージを形成するケースが増えてきている。SNSの投稿は企業アカウントからの発信だけではなく、ユーザーによって生成された投稿(UGC(※1))も生活者のイメージ形成に大きな影響を与える。しかし、UGCを含むSNSの投稿が生活者にどのような印象を与えたかを可視化し、PDCAサイクルを実行することは困難であり、企業がSNS上のブランドのイメージをコントロールするのにはハードルがある。
博報堂DYメディアパートナーズは、広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデル「AaaS」を通して、広告主の広告効果の可視化・最適化を行い事業成長に貢献してきた。また、MetaプラットフォームはSNSの中でもコミュニケーションが蓄積されやすく、ストーリーを持って伝えられることから「ブランド」を重視し、UGCを中心としてクライアントとのブランド価値共創も行ってきた。
このような両社の理念が一致し、今回、AaaSとMetaはSNS上のブランドビルドを目的として提携を開始。AaaSが保有する生活者データやテレビ等のメディアデータとMetaの会話データ等を掛け合わせた分析を通して、本領域における共同研究及びソリューション開発を行っていく。
この提携にあわせ、新ソリューション「AaaS with Meta」の提供を開始し、SNS上でのブランドビルドに資する機能を順次拡張。第一弾では、インフルエンサーによるUGC投稿を、事前/事後で分析しPDCAサイクルを実行できるようになる。
インフルエンサー施策を実施する際、多くの広告主は、訴求したい商品に対して適切なインフルエンサーを選定することが難しく、また、施策実施後の効果を十分に可視化できないため、生活者が抱くブランドイメージを正しく把握することが困難であるという課題を抱えていた。
本機能を活用することにより、MetaのデータクリーンルームであるAdvanced Analytics(※2)に、AaaSが保有する生成AIの技術や生活者データを掛け合わせて、ユーザーアフィニティデータ(※3)の裏付けをもってインフルエンサーをアサインできるようになる。また施策実施後には、インフルエンサーごとに効果を可視化し、次回のコミュニケーション戦略に活かすことで、より精緻なインフルエンサーのアサインが可能となる。
両社は今後も、テレビなどのマスメディア連携や、会話の量と質に着目した広告効果の可視化など、AaaSとMeta双方がもつケイパビリティを活かして広告主のSNS上のブランドビルドに資する機能開発を進め、メディア広告効果の最大化と共に事業目標の達成に貢献する。
■AaaSについて
広告業界で長らく続いてきた「広告枠の取引」によるビジネス(いわゆる「予約型」)から「広告効果の最大化」によるビジネス(いわゆる「運用型」)への転換を見据えた、博報堂DYメディアパートナーズが提唱する広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデル<AaaS®は博報堂DYメディアパートナーズの登録商標>。
※1:UGC:User Generated Content
※2:Advanced Analytics:Meta社が提供している広告効果の計測・分析を行うことのできる安全でプライバシーに配慮した分析環境(データクリーンルーム)
※3:ユーザーアフィニティデータ:膨大なオンライン行動データから構築した推定データやオフライン購買や来店データを含むパートナーデータ