映像メディアの価値を映す Screens

優れたニュース映像や報道写真に贈られる関西写真記者協会賞において、読売テレビの作品「夏は夜 ～夏の映像集 2024～」がグランプリにあたる協会賞を、「民間ロケット『カイロス』打ち上げ直後に爆発」がニュース部門で金賞を受賞した。

関西写真記者協会は、関西・北陸・中国・四国地方の新聞社、通信社、テレビ局などマスコミ各社が加盟する団体で、審査により映像作品・報道写真から受賞作品を選定し、表彰を行っている。

◆協会賞（グランプリ） 「夏は夜 ～夏の映像集 2024～」
放送日：2024年9月10日
撮影：ytv「夏は夜」取材班

報道局に在籍する19人のカメラマンが、取材先やテーマを選定し、夏の夜の魅力をENGカメラ、高感度シネマカメラ、360度カメラ、ヘリコプター、ドローンなど多様な撮影機材で映像化した特集だ。七夕、お祭り、墓参りといった行事や、怪談夜会、花火大会などのイベント、友人や恋人とのひととき、家族との日常の姿など様々な夜と、そこで交わされる会話や歓声、歌声、音色などを記録し、視聴者に、それぞれの思い出とともに、過ぎ去る夏を振り返ってもらえるような作品にまとめた。

この作品は撮影部門で金賞を受賞し、ニュース部門、スポーツ部門、企画部門を含めた4部門の金賞作品の中から、最も優れた作品に贈られる協会賞（グランプリ）に選ばれた。読売テレビが協会賞を受賞するのは3年ぶりとなる。

 

◆ニュース部門 金賞 「民間ロケット『カイロス』打ち上げ直後に爆発」
放送日：2024年3月13日
撮影：ytv「カイロスロケット」取材班

3月13日午前11時1分、民間ロケット「カイロス」は大空に向けて発射された。成功すれば民間単独では国内初の快挙となるはずだったが、機体は打ち上げ直後に爆音と煙に包まれた。取材現場では、発射、爆発、そしてバラバラになって落下し炎上する一 連の様子を上空のヘリコプターから素早いカメラワークで的確に撮影したほか、地上で見 守る人たちが突然の出来事に戸惑い、驚き、悲しむ姿を様々な角度から記録した。

関西写真記者協会賞の授賞式は、12月9日に大阪市内のホテルで行われ、受賞した作品は以下の報道展で上映される。