フジテレビ、日本民間放送連盟賞で2つの栄誉!【番組部門】テレビ報道番組&【技術部門】で優秀賞を受賞
編集部
『最期を選ぶ~安楽死のない国で 私たちは~』【番組部門】テレビ報道番組優秀賞
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2024年日本民間放送連盟賞の発表が9月19日(木)に行われ、2023年10月7日(土)深夜にフジテレビで放送したドキュメンタリー番組『最期を選ぶ~安楽死のない国で 私たちは~』が、【番組部門】テレビ報道番組の優秀賞を受賞。さらに、「クラウド技術をフル活用!コンテンツ2次利用推進システムDACXの開発」が【技術部門】優秀賞を受賞し、フジテレビは合わせて2つの栄誉を獲得した。
日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、CM制作や技術開発の質的向上と、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟が1953年に創設した賞。部門・種目別に審査を行い、優秀な成績と認められる作品および民放の信用と権威を高めたと認められる活動を表彰する。2018年からは日本放送文化大賞と一本化され、学識経験者らによる選考を経た質の高い作品を、改めて視聴者・聴取者という別の視点からラジオ・テレビ別に選考を行い、国民の期待に応えるとともに放送文化の向上に寄与した作品をグランプリ、準グランプリとして表彰している。2024年のグランプリ、準グランプリの発表・表彰は11月6日(水)の民放連大会にて行われる予定だ。
【番組部門】テレビ報道番組の優秀賞を受賞した『最期を選ぶ~安楽死のない国で 私たちは~』
日本では認められていない安楽死という選択を求めてスイスに渡る人々を追ったドキュメンタリー番組。パーキンソン病と闘いながら「スイスで死ねることが私の幸せ」と語り、願い通りの死を遂げた62歳日本人女性、最後まで笑顔で家族と過ごし好きなシャンパンと音楽と一緒にその瞬間を迎える88歳スイス人女性、黙々と安楽死したい理由を書類につづりつつ、許可が下りると「いつでも死ねる安心」と共に病と闘い始める40歳男性などに密着。スイスの安楽死ほう助団体も取材して、自ら“最期を選ぶ”ということはどういうことなのかという問いを視聴者に投げ掛けている。
同番組は、2023年フジネットワーク系列局のドキュメンタリー番組コンクール「第32回FNSドキュメンタリー大賞」で優秀賞に、また国際メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル2024」ドキュメンタリー・人権(Human Rights)部門の銅賞、今年4月にフランス・パリで開催された日本ドキュメンタリー映像祭「Un Petit air du Japon2024」でも最優秀賞にあたるエクランドール賞に輝いている。
去年も『ザ・ノンフィクション~たどりついた家族2』が同部門で優秀賞を受賞しており、フジテレビは2年連続の快挙となる。
また、動画配信サービスFODで受賞番組の『最期を選ぶ~安楽死のない国で 私たちは~』を特別無料配信することが決定した。
<FOD特別無料配信>
『最期を選ぶ~安楽死のない国で 私たちは~』を、動画配信サービスFODで特別無料配信
期間:2024年9月19日(木)~2025年3月31日(月)
【FOD】https://fod.fujitv.co.jp/title/g9sw
【番組部門】テレビ報道番組優秀賞
『最期を選ぶ~安楽死のない国で 私たちは~』
ディレクター:山本将寛氏(フジテレビ 情報制作センター)コメント
「日本では禁じられた選択肢に真正面から対峙(たいじ)しながらも、“命懸け”で取材を受けてくれた方々の思いを絶対にむげにはしないという思いで作った番組がこのような形で評価されたことは光栄です。自分の尊厳のために“最期を選ぼう”とする人々を通して、“生きる”ということについて、そして『自分が、そして自分の家族がそうなったら…』と番組を見てくれた人が自分ごととして考えるきっかけになっていたら幸いです」
【技術部門】優秀賞を受賞した「クラウド技術をフル活用!コンテンツ2次利用推進システムDACXの開発」
コンテンツの配信等への2次利用を効率化し、推進するためのシステムを開発したもの。従来、放送用コンテンツをインターネット配信するためには、映像の編集、形式変換、プレビュー、プラットフォームへの納品、アーカイブ保存など多くの手作業が必要であったが、本システムの開発により大部分の作業の自動化に成功した。自動化に加えてクラウドを活用した並列処理も行うことで、作業時間の最大90%を削減し、より速くより多くのコンテンツ配信を実現したことが評価された。
【技術部門】優秀賞
「クラウド技術をフル活用!コンテンツ2次利用推進システムDACXの開発」
DACXシステムプロジェクトメンバー代表:平洋太氏(フジテレビ 放送部)、米岡充裕氏(フジテレビ デジタルメディア技術部)コメント
「本システムの開発は、テレビ局における配信等の2次利用コンテンツ生成の業務効率化とコスト削減を目的としており、現場のニーズを反映しつつ、最新のクラウド技術を活用することで実現しました。プロジェクトに携わった全てのメンバーの協力と努力に心より感謝申し上げます。今回の受賞は私たちにとって大きな励みとなり、今後もこの経験を糧に、より良いものづくりを目指してまいります」