フジテレビ、印のIT企業・テックマヒンドラ社と戦略的パートナーシップを締結
編集部
フジテレビは、インドのIT企業Tech Mahindra(以下、テックマヒンドラ)と、番組の共同制作を含む戦略的パートナーシップ協定を締結することで合意したと発表した。
テックマヒンドラは傘下に、国際的なOTTプラットフォームで展開するアニメーションコンテンツの制作や国際的タイトルのゲーム開発など豊富な実績があるSaffronic社を抱える世界的企業。今回の協定では、フジテレビの日本国内での番組制作やフジテレビのインド展開をテックマヒンドラが支援することを中心としている。その上で、日本とインド双方でIPの輸出入を行うことなども含めた包括的な締結となっている。
また、中長期的にはオリジナルIPの共同制作など、日本国内とインドをターゲットとした新しいIPの開発も視野に入れており、フジテレビは、今回の提携によって、グローバル戦略を長期的なビジョンで推進させていくという。
<大多亮(フジテレビ専務取締役)コメント>
成長著しいインドのエンターテインメント市場が世界的な注目を集めている中、インドの世界的IT企業とパートナーシップ協定を締結できることを大変嬉しく思っています。世界規模のコンテンツ市場参入拡大の一環として、テックマヒンドラのインド市場における深いマーケティング知見を基に、インド市場に適応したコンテンツ戦略を共に模索していきます。また、フジテレビの様々なコンテンツをインド国内の皆様に楽しんで頂ける機会となれる事を大変期待しております。加えて、アニメーションコンテンツ制作やXR・ゲーム開発において豊富な実績を持つ、テックマヒンドラ傘下スタジオのクリエイターとの協業を通じて、ユニークなコンテンツの共同開発を目指し、インド市場でのビジネス展開をするだけでなく、グローバルに通用する新たなコンテンツが生まれることを期待しています。
<ハーシュベンドラ・ソイン(テックマヒンドラ アジア太平洋・日本事業社長)コメント>
当社はフジテレビと提携し、インドの視聴者にさまざまな現地言語でのコンテンツライブラリを提供していきます。これはテックマヒンドラの成長戦略における重要なマイルストーンでもあり、サービスの強化にもつながります。メディアおよびエンターテインメント業界において、当社はインド、日本、その他の主要なコンテンツ市場に向けたIPの開発に大きな可能性を感じています。
■Tech Mahindra社とは
インドに拠点を置き、70カ国で14万5000人以上の従業員を抱える多国籍IT企業。コンサルティング、情報技術、エンタープライズアプリケーション、ビジネスプロセスサービス、エンジニアリング サービス、ネットワークサービス、顧客エクスペリエンスとデザインサービス、AIと分析、およびクラウドおよびインフラストラクチャサービスなどの領域で1100社以上のクライアントを支援している。気候と自然に前向きな未来を創造するために積極的に先頭に立っているグローバル企業を表彰する「持続可能な市場のためのイニシアチブ」のテラカルタ勲章を受賞したインド初の企業。世界100カ国で26万人の従業員を擁するマヒンドラグループの一員。