ビデオリサーチ、対話式インタビューから回答取得を実現した『Asclone(アスクロン)』の提供を開始
編集部
株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:望月 渡)は、 2023年5月16日よりP.A.I.(パーソナル人工知能)※1を開発する株式会社オルツ(本社:東京都港区、代表取締役:米倉 千貴、以下「オルツ社」)と共同で、必要なペルソナを有する仮想の調査回答者、デジタルクローンを生成し対話形式でインタビューすることができる『Asclone(アスクロン)』のサービスを開始する。
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ビデオリサーチでは、AI技術を活用した次世代のマーケティングリサーチ手法を『リサーチ4.0』※2と位置づけ、2021年2月より、オルツ社と共同でデジタルクローンへのアンケートシステムの実証実験を実施している。その成果の第一弾として、実際に利用者の質問に回答するデジタルクローンを手元で生成するサービスを実現した。
『Asclone(アスクロン)』は、パーソナルAI技術を活用し、個性を持ったデジタル上の「人」に対して自由にインタビューができるサービスだ。利用者はパソコンやスマートフォンのブラウザからログインし必要な時に、必要なペルソナを有するデジタルクローンを生成し、テキストによる対話形式のインタビューを繰り返すことができる。通常の対人のアンケートとは異なり、対デジタルクローンのアンケートのため、時間や場所、質問量の制限なく、利用者のペースで使用できることに加え、デジタルクローンのペルソナを適宜変更することも可能だ。
また、質問を繰り返すことで、新たな知見やアイデアを得るためのツールとしても活用できる。調査において大きな課題である個人情報の保護もクリアし、人へのインタビューでは細心の注意が必要なデリケートな質問にも対応が可能となる。
『Asclone(アスクロン)』モニター利用キャンペーン受付ページ
※1 P.A.I.(パーソナル人工知能)
「P.A.I.(パーソナル人工知能)」とは、私たち自身の意思をデジタル化し、それをクラウド上に配置してあらゆるデジタル作業をそのクローンにさせることを目的としたAIのこと。(「P.A.I.」はオルツ社の登録商標です。)
※2 リサーチ4.0
AIによるデジタルクローンに代表される、新たな技術による次世代型のマーケティング技術、リサーチ技術。当社では、「リサーチ1.0」=「人的対面調査」、「リサーチ2.0」=「PCインターネット調査」、「リサーチ3.0」=「ログ、センシングデータ」と位置付けている。
『Asclone(アスクロン)』
『Asclone(アスクロン)』は、ブラウザからログインし、インターネット環境があればどこでも利用できるサブスクリプションサービス。居住エリア・性別・年齢・職業の組み合わせに加えて、利用者が知りたい「課題・トピック」に対する関与状況をふまえたペルソナのデジタルクローンを生成できる。
■『Asclone(アスクロン) 』の利用例
1.ペルソナを持つデジタルクローンとの「質的なアプローチの調査(1対1のインタビュー)」
2.ペルソナを持つデジタルクローンへ質問をすることで「アイデアフラッシュ(発想支援)」
また、5月24日(水)にベルサール六本木で開催されるイベント「オルツカンファレンス2023」に、『Asclone(アスクロン) 』を出展。実際にインタビュー体験ができる。