TVer広告、オークション形式で完全視聴ベースのCPCV課金を導入 大手動画媒体では初
編集部
株式会社TVer(本社:東京都港区)は、インターネット広告の新たな取り組みとして、TVer広告の課金形態を、今までの広告表示ベースの固定単価でのCPM(Cost Per Mile)課金に加えて、完全視聴ベースのオークション形CPCV(Cost Per Complete View)課金を導入し、ベータ版としてリリースしたことを発表した。
TVer広告は、2020年10月のリリース以降、様々なキャンペーンで利用され、多くの広告主からリーチや認知力などを評価される一方で、改善すべき課題も明確になってきていた。その1つがTVer広告の課金形態だ、とTVer社広告営業部部長の古田和俊氏は語る。
TVer広告は今まで、広告が表示されたタイミングで料金が発生するCPM課金モデルを採用してきた。ただ、広告主から『動画広告を途中で離脱したユーザーは課金対象外にできないか』、という依頼を多くいただいた。本来動画広告は、広告が少し表示されるだけではメッセージは伝わりにくく、最後までしっかり視聴されてこそ大きな効果が期待できる広告形態になる。そこでTVer広告は、最後まで動画をしっかり見てもらいたいという広告主ニーズと課金のタイミングを一致させるべく、日本の大手動画媒体では初となる完全視聴ベースの課金形態であるCPCV課金の導入に至った。
(古田氏)
また、CPCV課金においては、広告主からの要望の強かったオークション形式を導することで、今までの単価固定ではできなかったよりきめ細やかな運用が可能となる。
TVer広告において、今後もすでに大きな優位性になっている1stパーティーデータやコネクテッドTVへの配信などの強化を実施していく。
加えて、今回のようにインターネット広告の様々な課題にしっかり取り組み、今までにない選択肢を提供できるよう開発を進めていきたい、と古田氏は語った。
■TVer広告について ( https://biz.tver.co.jp/ )
2020年10月にリリースしたTVer社が展開する運用型広告。地上波で放送されたコンテンツがメインであるためコンテンツのクオリティや安心安全度が高い点、高精度なターゲティングをPC・SPだけでなくCTVにおいても展開できる点などが強み。