カンテレ、『newsランナー』企画の「全盲の娘に描く絵」がAAAショートフォーム部門で最優秀賞を受賞
編集部
アジア・太平洋地域の16の国と地域の映像コンテンツの中から優れた作品を表彰する「アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード(AAA)2024」の授賞式が12月3日にシンガポールで開催され、関西テレビ放送株式会社(以下、カンテレ)のニュース番組『newsランナー』で放送された「全盲の娘に描く絵」が、ショートフォーム部門(Non Scripted)で最優秀賞を受賞した。
授賞式での候補作品紹介では「ベテラン審査員の心に響き、ある審査員は『泣きました』と述べた」と紹介された。
■ショートフォーム(Non Scripted)部門 最優秀賞
「全盲の娘に描く絵」
【放送・番組】
2024年6月3日(月)『newsランナー』
<ディレクター>入道楓
<カメラ>本郷毅
<編集>宮村泰弘
<日本語ナレーション>豊田康雄
<企画プロデューサー>松田智
<英字版プロデューサー>端崎優子
【内容】
「真っ暗だ……何も見えない……」小原佳純ちゃんは1歳4か月のとき、網膜芽細胞腫という小児がんを発症。抗がん剤治療を行ったが、3歳のとき両目を失った。佳純ちゃんの母・絢子さんは、佳純ちゃんの闘病生活や家族の思いを絵に描き、絵本を作成。全盲となった佳純ちゃんを支える家族の絆を追った。
<報道情報局報道センター・入道楓ディレクターのコメント>
このような賞を頂戴し誠に光栄に思います。
視力を失うことは大変悲しく、乗り越えることが難しいことです。しかし、好奇心旺盛な佳純ちゃんは、その難しさを感じさせないくらいの元気の持ち主です。その元気さは、家族の支えと絆から生まれるものであると感じています。本作を通じて、網膜芽細胞腫の周知、また、小児がんの早期発見に繋がることを強く願います。
■今回のカンテレのその他ノミネート作品
ニュースリポート部門:『~走ることは生きること~』
撮影(Non fiction)部門:『ザ・ドキュメントThe indigo BUAISOUのつくるいろ』樋口耕平
■アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード(AAA)
アジア・太平洋の優れたコンテンツを世界に発信することを目的に2018年に設立。今年はテレビ、映画、デジタル、配信及び新テクノロジーの分野において16の国と地域からの作品が41のカテゴリーにわたって表彰された。
■同賞でのカンテレの受賞
2020年:ショートフォーム部門・最優秀賞『8K/HDR「Three Trees」』