映像メディアの価値を映す Screens

FBS福岡放送（以下、FBS）と福岡県田川郡香春町は、廃校を利用してドローンスクールを行っており、2024年3月にドローンを活用した町民サービスで包括的連携協定を締結した。「香春町の魅力再発見・ブランド力向上に関すること」などを連携事項として掲げている。

今回、新たな取り組みとして、香春町で長年行われてきた環境活動をもとに、FBSのSDGs推進ヒーロー「バカチンガー」が登場するオリジナルデジタル絵本を製作した。子育て支援と地域の活性化・交流を目的として旧・香春小学校に誕生した新施設「KAWALABO（カワラボ）」のオープニングフェスタにて、読み語りイベントを実施。会場には、地元の子どもたちなど約90人が集まり、にぎやかな声が響き渡った。

■オリジナルデジタル絵本「大きな桜の木の下で」

香春町の自然保護をしているボランティアへの取材や、香春思永館の児童・生徒へアンケートを実施。そのアンケート結果をもとに、SDGsをテーマにした作品を手がける、福岡県出身の絵本作家くわきりょうと一緒に製作した。ストーリーは、山間部へのゴミ投棄をさせないために、実際に取り組んできた植樹や植栽の取り組みをベースにしていて、SDGs推進ヒーロー「バカチンガー」に出会った少年アオくんには、思いがけない変化が訪れる。

■FBS SDGsポリシーについて

「福岡から未来をちょっと明るく」をテーマに「ふるさと」「こども」「みんな」「地球」に優しくなる活動に取り組んでいる。

■FBSの香春町での活動

2024年4月に、香春町の旧・中津原小学校を活用した「FBSドローンカレッジ（ドロカレ）」を運営開始。番組制作で培った技術で、国家資格をはじめ、農業や測量・点検用のライセンスなど農林業振興や地域の活性化につながる取り組みを行っている。