テレビ朝日、ホビーメーカー壽屋の株式を追加取得
編集部
テレビ朝日ホールディングスは、2024年4月5日開催の取締役会において、連結子会社である株式会社テレビ朝日(本社:東京都港区、以下「テレビ朝日」)が、株式会社壽屋(以下「壽屋」)の株式を追加取得し、同社を当社持分法適用関連会社とすることを決議した。
テレビ朝日グループでは、2023年度より新たな中期経営計画「BREAK OUT STATION!新しい時代のテレビ朝日 経営計画2023-2025」を推進している。グループの“すべての価値の源泉はコンテンツにある”という基本理念のもと、コンテンツをあらゆるメディアに360°に展開してコンテンツ価値を最大化してゆく「360°戦略」を推進し、そのなかで「アニメ・ゲーム事業」や「メタバース事業」を成長領域と位置付け、積極的な取組みを展開している。また、成長の好循環を生み出すための投資をおこなうため500億円の戦略投資枠を設定した。
壽屋はフィギュアやプラモデルといったホビー関連商品の企画・製造・販売において、長年培ってきた企画開発力を強みに、国内だけでなくグローバルにおいてもトップレベルを維持している。近年では、自社IP拡充に向けた投資・育成やプラモデル・フィギュアに続く新領域の確立などを成長戦略に掲げている。
このような中、両社の強みを活かしたIPやコンテンツの開発・展開等においてさらなる連携を深めることで良質なコンテンツを生み出し続けるエコシステムを構築していくとともに、それぞれの企業価値を向上させていくことを目的として、2023年12月11日に公表したとおり、両社の間で資本業務提携を開始している。
両社の強みを活かしてIPやコンテンツの開発・展開においてさらなる連携を深めるため、テレビ朝日において壽屋株式を追加取得し、持分法適用関連会社化することとした。
2023年12月11日に締結した資本業務提携契約では、以下の取り組みを推進している。今回の追加取得により、両社の成長戦略を実現する強力なパートナーとしてさらに連携を深め、企業価値の向上に繋げていく。
■オリジナルIP・コンテンツの共同開発および二次利用の共同展開
■両社の保有するIP・コンテンツを活用した商品化、メディア展開等におけるさらなるビジネス展開
■メタバースなど新領域でのビジネス展開
■人事交流を通じた両社のコンテンツ開発・展開力の強化