TBSHD、松竹と資本業務提携!アニメIP開発及び映像コンテンツの共同製作
編集部
株式会社TBSホールディングスは25日、アニメーションIP開発および映像コンテンツの共同製作を主軸に据え、松竹株式会社との資本業務提携に合意したことを発表。両社のシナジー効果を最大限に発揮することで、エンタテインメント企業としての価値を最大化することが目的。
TBSグループは、さまざまなフィールドで心揺さぶる時を届け、社会を動かす起点となることを目指し、「最高の“時”で、明日の世界をつくる。」というブランドプロミスを掲げている。そして、具現化に向けて、2021年5月に示された「TBSグループ VISION2030」にあるよう、「コンテンツクリエイティブの革新(オリジナルIP開発)」、そして、創ったコンテンツを無限に広げる~拡張戦略「EDGE(=Expand Digital Global Experience)」と、コンテンツグループとして新たな成長を目指している。
その中で重要度を増しているのが、アニメーションIP。 これまで、TBSはアニメーションIP確保の一環として、2021年に(株)マンガボックスを連結子会社化、2022年には韓国WEBTOON大手のNAVER WEBTOONらと、韓国にStudio TooNを合弁で設立、また、アニメーション制作力強化として、2021年に100%子会社の(株)Seven Arcsへの増資を行い、そして2023年、(株)TBSテレビの地上波編成表案においてもアニメーション枠を新設する等、さまざまな施策を取り組んできた。 以上の流れを加速度的に推し進めていくため、今回、松竹と資本業務提携を行い、アニメーション企画力の強化を果たし、テレビシリーズ・アニメーションやアニメ映画を共同製作することを目指すという。さらに、松竹と連携することで、ハイエンド制作体制の構築、オリジナルIPやキャラクターの開発、専用シアター新設の検討等、アニメーションIPを複合的、多角的にとらえて、成長戦略を実現していく。 TBSと松竹は、本資本業務提携によって、創造的かつ多様なエンタテインメントコンテンツを提供していくという。
業務提携及び資本提携の内容は次の通り。
1. 業務提携の内容
a) テレビシリーズ・アニメーション、アニメ映画・実写映画等の映像コンテンツの共同製作
b) オリジナルIP・キャラクターの共同開発及び展開の検討
c) アニメシアター及び専用イベントホール事業等の共同設立及び運営の検討
d) 赤坂エンタテインメント・シティと東銀座再開発の提携や新規協業の検討
2. 資本提携の内容
両社の協力関係をより強化し、本業務提携をより一層強力に推進していくことを目的として、下記のとおり両社による相互の株式の取得を行う。但し、両社間で協議の上、取得期間について改めて定めることができるものとする。
