メ~テレ、Inter BEE会場で報道ヘリのバーチャル試乗体験を実施
編集部
ARステッカー(表)
名古屋テレビ放送株式会社(以下、メ~テレ)は、ヘリコプター販売事業を手掛ける三井物産エアロスペース株式会社に対し、自社で保有する報道ヘリコプターのバーチャル試乗体験ができるVRコンテンツを制作し、提供した。このVRコンテンツは11月15日(水)より幕張メッセで開催されるInter BEE 2023の三井物産エアロスペース展示ブースにおいて、体験することができる。
■VRアプリケーションでの報道ヘリ試乗
メ~テレが所有する報道ヘリの内部をVR空間で再現、カメラマン席、アナウンサー席やVE席などさまざまな座席を移動でき、ヘリの内装だけでなく搭載された放送機材もCGテロップなどでインタラクティブに確認をすることができる。
■VRアプリケーション・技術概要
・Meta Quest 2向けアプリケーションを自社で開発
・窓をブルーバックで覆い、ヘリコプターの内装を360度カメラで撮影
3D空間内に配置した球体に、撮影したヘリ内装の360度画像を設置し、ブルーバック部分を空とクロマキー合成させることで、実際に空を飛んでいるかのような体験を可能に。
アニメーション・効果音付きの機材説明テロップによって、機材配置を直感的に紹介する。
■メ~テレ報道ヘリコプターJA06LX
メ~テレは地域の安心・安全につながる航空取材力強化を目的に2023年4月から新型ヘリJA06LXの運航を開始した。機体は伊・レオナルド社製のAW169を選定し、代理店である三井物産エアロスペースより購入し、自社で保有している。従前の報道ヘリよりも最高速度がアップし、長時間・長距離のフライトが可能となった。また、画像AI鮮明化装置、4K防振カメラやヘリコプター総合支援システム(ヘリナビ)など、最新の放送機材を搭載することで大規模災害時においても報道機関としての使命を果たすことを可能としている。
■メ~テレ機をスマホでも体験
展示会場では、メ~テレ機が飛び出すARステッカーを配布予定。スマホでステッカー裏面のQRコードを読み込み、カメラをステッカー表面にかざすことでARを体験可能となる。メ~テレ機の模型から3DCG※1に起こしたデータを用い、AR制作ツールPlanetar※2によってアプリのインストールがなく、体験できる。
※1:3DCGとは…3次元空間(3D)に描かれたコンピューターグラフィックス(CG)のこと。3DCGでは、3次元空間の立体物を、平面上に投影して描画し、立体感のある画像を作る。
※2:Planetar…株式会社OnePlanetが提供する、ノーコードでARコンテンツが作成できる制作ツール。
■「メ~テレ報道ヘリ機 VR試乗」概要
■日程:2023年11月15日(水)~17日(金)
■場所:Inter BEE 2023 三井物産エアロスペース展示ブース内
■概要:メ~テレ報道ヘリコプターのVRによる試乗体験並びにスマホによるARコンテンツでのヘリ機視聴