REVISIO、TBS『VIVANT』最終回のくぎづけになったシーンTOP3を発表
編集部
家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(以下REVISIO)は、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ人気ドラマ、地上波TBS系列日曜劇場『VIVANT』の最終回について、どのシーンが一番視られていたのか、毎分の注目度データを使って分析した(注目度が高いことは、テレビの前の視聴者がくぎづけになったことを表す)。
REVISIOが2023年8月にリリースした「2023年7月クール ドラマ初回放送注目度ランキング(※)」でも、個人全体、男性、女性の視聴者から高い注目を集め、放送開始時から日本中がくぎづけになっていたTBS系列日曜劇場『VIVANT』は、2023年9月17日(日)についに最終回を迎えた。そんな「日曜劇場『VIVANT』最終回!79分SP あの日見た、夢の終わりに…」で注目度が高かったシーンのベスト3を発表。
最もくぎづけになったシーンは、「テント」解体からモニターをあぶり出す場面
■1番注目されたシーン 21時57分~59分 「テント」解体からモニターをあぶり出すシーン<注目度:78.9%>
フローライト採掘権と引き換えに、テロ組織「テント」が解体となり、公安に身柄を拘束されることとなったノゴーン・ベキ(役所広司)。テントメンバーが額を地面につけ、偉大なる指導者ベキとの最後の別れの挨拶をかわすシーンから、テントのモニター(協力者)がまだ日本の中枢に入り込んでいることに危機感を感じる乃木憂助(堺雅人)と黒須駿(松坂桃李)が天才ハッカー太田梨歩(飯沼愛)の協力で、日本のモニターをあぶり出すシーン。
ベキが公安に引き渡され、テントは解体となることで問題は解決するかに思われたが、まだテントのモニターが日本に潜伏していることから、緊迫した展開が続き、テントのモニターの正体は一体誰なのかという疑問から視聴者が画面にくぎづけとなった。
■2番目に注目されたシーン 22時10分 乃木がベキに発砲するシーン<注目度:76.6%>
ベキが“復讐”する相手として、最後の最後に登場した内閣官房副長官の上原(橋爪功)を撃とうとするベキに立ちはだかったのは、乃木だった。ベキは乃木に対して、「撃てるものか。お前は私の息子だ」と言うが、直後に乃木に撃たれ、倒れる場面だった。
父親に対して乃木が本当に発砲できるのか、この緊迫したシーンに視聴者はハラハラとドキドキし、注目したと考えられる。
■3番目に注目されたシーン 22時16分 乃木が薫とジャミーンを抱きしめるシーン<注目度:76.4%>
乃木が、柚木薫(二階堂ふみ)とジャミーンの元に帰り彼らを抱きしめるシーン。薫が乃木に「お帰りなさい」と言い、乃木が「ただいま」と応え、薫とジャミーンを抱きしめる。その後、乃木の別人格Fが脳内に登場し、「おいおいおい良いところ悪いけどよ、憂助。そろそろ見たほうがいいんじゃねえの?置いてあるぞ」と言い放ち、目線の先に、一つの別班饅頭が置かれているという展開だった。
過酷な任務を終えた乃木が薫とジャミーンのもとに帰れたという大円団と、別班としての乃木の任務はこれからも続くという次回作に期待を抱かせるラストに注目が集まったと思われる。
『VIVANT』最終回はREVISIOの調査による世帯視聴率でも平均19.7%と高い視聴率を誇った。空前絶後のスケール、謎に満ちたストーリー展開で日本中を熱狂させた『VIVANT』。放送後の反応では、視聴者は興奮冷めやらぬ状況で、「『VIVANT』ロス」や、早くも次回作を熱望する声があがっている。
今回分析に利用した指標について
注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表す。シーンに注目している度合いがわかる。