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TBSホールディングスの海外戦略スタジオTHE SEVEN、初の劇場映画『愚か者の身分』10月24日に公開決定
編集部 2025/4/17 19:30
株式会社TBSホールディングス(以下、TBS)傘下の海外戦略スタジオである株式会社THE SEVEN(以下、THE SEVEN)が、初めて企画・製作から配給までを手がける、映画『愚か者の身分』の公開を決定した。
■THE SEVENについて
TBSは、従来の放送事業に加え、「デジタル分野」「海外市場」「エクスペリエンス(ライブ&ライフスタイルなど体験するリアル事業)」を強化することで、コンテンツ価値を最大化し、グループ全体の成長を目指す「EDGE戦略」を推進している。
その中で、2024年を“グローバルビジネス元年”と位置づけ、日本から世界へのコンテンツ発信に本格的に取り組んでおり、この戦略の中核を担うべく設立されたのが、ハイエンドなコンテンツの企画・開発・プロデュースを手掛ける戦略子会社「THE SEVEN」だった。
THE SEVENは、Netflixとの戦略的パートナーシップ、自社専用の世界標準のスペックを備えたスタジオの完成、アメリカや韓国の有力パートナーとの共同開発、最先端VFXスタジオとの連携などを通じて、日本発のグローバルコンテンツ制作における先陣を切っている。
■映画『愚か者の身分』について
今回発表された映画『愚か者の身分』は、THE SEVENが企画・製作から配給までを手がける初の劇場映画であり、TBSとしても新たな取り組みとなる。
本作品では、Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』で世界中を驚かせた北村匠海と綾野剛、そしてプロデューサーの森井輝(THE SEVEN)が再集結するほか、新たに最注目の若手実力派俳優・林裕太を抜擢。
原作は、第二回大藪春彦新人賞を受賞した西尾潤の同名小説で、現代日本に生きる若者たちと隣り合わせにある“闇”と“光”をテーマにした逃亡サスペンスとなっている。
脚本は、『ある男』で第46回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した向井康介が担当し、監督には人間ドラマを巧みに描く永田琴が名を連ねる。公開は2025年10月24日(金)となる。
■関係者コメント
<TBSホールディングス 執行役員 グローバルビジネス統括 兼 THE SEVEN取締役 瀬戸口克陽氏>
TBSは近年、グローバルビジネスに力を入れていて、THE SEVENは、この戦略において非常に重要な役割を担っています。世界中からそのクリエイティビティが注目されているTHE SEVENが今回、初の劇場映画を企画・製作から配給まで一貫して手掛けるこの取り組みは、TBSグループとしても非常に大きな意味を持っています。この作品が多くの皆様に届くことを期待しています。
<プロデューサー/THE SEVEN取締役 森井輝氏>
親も、社会も、誰からも手を差し伸べられず、それでも生きてきたことで現代社会の闇に飲まれ、翻弄されてしまう青年たち。一体誰が悪なのか・・・どこで間違えたのか・・・。
この者たちの人生は、私たちの知りえないところで起きて消えている。しかし、それはすぐ側にあり、自分や家族にも起きうることです。この殺伐とした世界で、ほんの小さな、当たり前の幸せだけを望むタクヤ、マモル、梶谷。どうか観客の皆さんの温かな目線で包み込んであげて欲しいです。素晴らしい原作を、素晴らしいキャスト、監督、スタッフで映画化に臨めたことに大感謝。
■あらすじ
SNSで女性を装い、言葉巧みに身寄りのない男性たち相手に個人情報を引き出し、戸籍売買を日々行うタクヤ(北村匠海)とマモル(林裕太)。彼らは劣悪な環境で育ち、気が付けば闇バイトを行う組織の手先になっていた。闇ビジネスに手を染めているとはいえ、時にはバカ騒ぎもする二人は、ごく普通の若者であり、いつも一緒だった。
タクヤは、闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷(綾野剛)の手を借り、マモルと共にこの世界から抜け出そうとするが──。
■『愚か者の身分』作品概要
出演:北村匠海、林裕太、綾野剛
プロデューサー:森井輝
監督:永田琴
脚本:向井康介
原作:西尾潤「愚か者の身分」(徳間文庫)
製作:映画『愚か者の身分』製作委員会
製作幹事:THE SEVEN
配給:THE SEVEN、ショウゲート
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公式サイト:orokamono-movie.jp
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