
読売テレビ、イタリアのStudio Bozzettoとアニメ共同制作『ピノ&シノビー』 大阪・関西万博で世界初公開
編集部 2025/4/11 08:00
読売テレビは、イタリアのアニメ制作会社Studio Bozzetto(スタジオ・ボゼット)とアニメシリーズ『ピノ&シノビー』を共同で制作することを発表した。第1話、第2話は2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で世界初公開される。
『ピノ&シノビー』は、日本とイタリア両国の文化や伝統を組み合わせた幼児向けアニメシリーズ。読売テレビのマスコットキャラクターである“社忍”「シノビー」とイタリアの少年「ピノ」が、“日常の中の冒険”から様々な発見をするストーリーで、二人がそれぞれの個性を生かし、異文化を理解し、交流を深める要素が盛り込まれる。
『ピノ&シノビー』は全26話で、第1話、第2話が7月下旬に大阪・関西万博のパビリオンであるイタリア館で世界初公開される。第2話はイタリア館のマスコットである「イタリアちゃん」が登場し、「シノビー」や「ピノ」と共にイタリアの美しさや優雅さを発見する旅に出かけるストーリー。アニメを通して世界各国からの来場者に、イタリアの文化や芸術遺産の魅力のほか、「シノビー」と「ピノ」の旅での経験や発見が紹介される。
読売テレビは昨年11月、コンテンツの海外展開強化のため、スタジオ・ボゼットと国際共同制 作の契約を締結した。『ピノ&シノビー』の制作はその共同プロジェクトとして進められており、アニメ制作の監督はスタジオ・ボゼットのクリエイティブディレクターであるアンドレ ア・ボゼット氏が務めている。
今後、『ピノ&シノビー』(1話5分、全26話)は、イタリアの国営放送 Rai(ライ)及び読売テレビで放送される予定だ。
■スタジオ・ボゼット
イタリアで著名なアニメ企業で、160か国以上で配信されている『Tip the Mouse(ティップ・ザ・マウス)』や、イタリアの国営放送が運営するライ・キッズで放送中の『The Game Catchers(ザ・ゲーム・キャッチャーズ)』シーズン2、巨匠・ブルーノ・ボゼットによる短編『Sapiens?(サピエンス?)』などのグローバルな成功で国際的な認知を得ている。
スタジオ・ボゼット ピエトロ・ピネッティ CEOのコメント
「『ピノ&シノビー』は国際共同制作協定から生まれるプロジェクトを代表するものです。イタリアと日本の新しい協力の枠組みのおかげで、私たちは独創的なビジョンを読売テレビの制作知識と組み合わせ、創造性と対話を楽しむグローバルなシリーズを創り上げました。これは国際アニメーション全体にとって重要な一歩であり、読売テレビと共にこの新しい国際協力の段階を歩めることを誇りに思います」
読売テレビ 松田陽三 代表取締役社長のコメント
「欧州アニメーション界で著名なスタジオ・ボゼットと共に、記念すべき大阪・関西万博の年に国境を越えた新しい挑戦をご一緒できるのは非常に喜ばしいことです。日本とイタリアの共同プロジェクト『ピノ&シノビー』を通じて、大阪城にゆかりのある当社マスコットの「シノビー」が異文化の交流に貢献し、世界各国との相互理解を深める一助となりましたら大変光栄に思います」