05 FEB

ytv、ATP上方番組大賞で5作品が受賞!『かんさい情報ネットten.』のコーナー「アナタの味方!お役に立ちます!」が最優秀短編賞に

編集部 2025/2/5 11:00

読売テレビ放送株式会社(以下、ytv)が放送した5番組が、関西の制作プロダクションが制作した番組の中から、優れた作品や番組制作者を表彰する「ATP上方番組大賞」を受賞した。

番組部門で3作品、短編・コーナー部門で2作品が優秀賞を受賞し、その中から『かんさい情報ネットten.』のコーナー「アナタの味方!お役に立ちます!」が29日の受賞式で最優秀短編賞に選ばれた。

■短編・コーナー部門 最優秀短編賞

番組名:『かんさい情報ネットten.』「アナタの味方!お役に立ちます!愛する妻に結婚36年目のプロポーズ」
放送日時:2024年6月6日放送
受賞者:株式会社ブリッジ

視聴者の悩みや困りごとを解決するためにお手伝いをするコーナーで、依頼者からの「結婚36年目の今年、大病から奇跡の復活を果たした妻に結婚当時できなかったプロポーズをサプライズで行いたいので力を貸して欲しい」との願いをかなえるために、様々なお手伝いをした。審査では「夫婦が互いを思う気持ちが伝わる感動的な作品であり、サプライズを成功させるための入念な準備が功を奏し、出演する夫婦は幸せを感じ、視聴者はドキドキしながら最後まで楽しめた」と評価された。

■番組部門 優秀賞

番組名:『発見!仰天!!プレミアもん!!!土曜はダメよ!』「よみがえれ!赤の他人は誰だ!?前代未聞!過去問再試験スペシャル」
放送日時:2024年7月13日放送
受賞者:株式会社レジスタエックスワン

家族に紛れた“赤の他人”が誰かを当てるクイズコーナーで、過去に放送したVTRを見て同じ問題に挑戦する企画。過去のVTRを使って新たに番組として成立させる発想や、継続性と一貫性という地上波テレビの価値を存分に発揮して、家族も出演者もスタッフも全員が親戚のような関西らしい温かい距離感が伝わった点が評価された。

■番組部門 優秀賞

番組名:『人のスマホをのぞきたい』
放送日時:2024年7月4日放送
受賞者:株式会社ytv Nextry

街行く人々のスマホから人生を掘り下げる“スマホのぞき見バラエティ”で、日本テレビ・中京テレビ・読売テレビがそれぞれ制作した同タイトルの番組を3日連続で放送する3局によるコラボレーション企画。読売テレビが担当した3日目は、関西で出会った“キャラの濃い”方たちに加え、上沼恵美子さんのスマホの中身を紹介するなど、関西らしさが詰まった作品となった。系列局との競い合いが制作者のやる気に繋がった点や、亡き夫のスマホを復活させてメッセージを送るシーンで夫婦の絆に迫ることができた点が評価された。

■番組部門 優秀賞

番組名:『ツッコミたくなる事件簿 浜田新聞社』
放送日時:2024年3月17日放送
受賞者:株式会社ytv Nextry

「なぜこんな事件を起こしたのか」と思わず“ツッコミたくなる事件”を取り扱う新聞社を舞台にしたバラエティ番組で、一流俳優が“おバカな犯人役”を演じる完成度の高いドラマVTRで各事件を紹介した。浜田雅功がコントに挑戦する希少性や一流俳優陣のキャスティングに加え、アドリブコントと再現ドラマが共にクオリティが高く、ドラマの間に入る出演者の感想も視聴者が一緒に見ている気分になり見どころが多かった点が評価された。

■短編・コーナー部門 優秀賞

番組名:『かんさい情報ネットten.』「88歳の現役ディレクター 全力投球で挑む我が人生」
放送日時:2023年10月24日放送
受賞者:株式会社泉放送制作

高齢化の進む日本で高齢者の働き方が注目されるなか、88歳にして今も現役で活躍するテレビの報道ディレクターに密着した特集コーナー。最前線の現場で活躍する秘訣である、実直さや人間力を表現した。テレビ番組を知り尽くした大先輩を、深く入り込みすぎず淡々と描いており、それでいて主人公に対するリスペクトを感じさせると評価された。

▼ATP(全日本テレビ番組製作社連盟)
東京、大阪の主要テレビ番組製作会社約120社が加盟する団体。1982年の発足以来、テレビ番組の質的向上を図ることによって、放送文化の発展と国民の文化的生活の向上に寄与することを目的として活動している。関西製作者のモチベーション向上、若いクリエイターの情熱を応援することを目的に、2013年に「関西ATP賞」(現上方番組大賞)が創設された。