テレビ新広島・テレビ長崎 被爆80年キャンペーンロゴ
テレビ新広島とテレビ長崎が共同で新プロジェクト!被爆80年を迎える2025年 被爆者の想いをつたえ繋げていくために
編集部 2024/12/27 16:30
テレビ新広島(以下、TSS)は、2025年=被爆80年を、「被爆者の想いを幅広い世代に伝え、繋げていく一年」と位置づけている。
被爆者の平均年齢は85歳を超えた。「10年後、我々はいない」と多くの方が口にする。その記憶と想いを次世代へどうつないでいくか、被爆地の放送局としてその役割を担いたいと考えている。
そこで「つたえる つなげる」をテーマにあらゆる形で発信していく。
系列のテレビ長崎(KTN)とタッグを組んだ被爆地の放送局共同プロジェクトや、TSS独自の取り組みなど様々な形で届けていく。
■テレビ長崎との共同企画
〇2つの被爆地から若い世代へ「つたえる つなげる」
「より若い世代に関心をもってほしい」そんな願いを込めて、俳優の上白石萌音と水上恒司が、若者の代表として様々な被爆者の方にインタビュー。
戦時中を描いた多くの映画・TVドラマに出演してきた2人の俳優が被爆者の声をつないでいく。
初回放送は1月9日(木)の『TSSライク!』で放送予定。
○手形にこめて「つたえる つなげる」
平和の象徴ハトを手形で作り、一人ひとりの想いを文字で残すプロジェクトを広げていく。平和を考えるきっかけを創出すると共に、集めた手形で、最終的に参加者の想い全てをアートオブジェクトに昇華させ、リアルとデジタルで完成させる。SNSも活用し、平和の輪を広げると共に、国内外からも手形を集め、想いをつないでいく。
■テレビ新広島独自企画
○ドキュメンタリーのアンコール放送で「つたえる つなげる」
TSSは開局3年後の1978年から8月6日にドキュメンタリー番組を制作し放送してきた。歴史の新事実を掘り起こしたり、被爆者の活動に密着したり、様々な被爆継承の想いを番組にしてきた。被爆80年はそのドキュメンタリー番組を、年間を通してアンコール放送し、見逃した多くの方々に届ける。
○世界へ向けウェブ配信で「つたえる つなげる」
TSSでは被爆関連のニュースや特集・番組に英語字幕を付け、世界へ向けウェブ配信をする、平和推進企画「Hiroshima Peace Program TSS アーカイブプロジェクト」を2018年にスタートした。本企画では、広島大学・長崎大学・アイダホ大学などの国内外の学生と協力し、翻訳作業を通して被爆の実相を学ぶ「次世代被爆継承プロジェクト」を実施。2024年には、翻訳に協力したアイダホ大学の学生の来日をサポートし、被爆地・広島で被爆の実相の学びを深め、翻訳で学んだ成果の発表を行った。被爆80年は国内外への発信をさらに加速させていく。