RKB、Fun Standardとの戦略的資本提携が決定
編集部 2024/12/25 12:00
株式会社RKB毎日ホールディングス（以下、RKB）は、12月20日開催の取締役会において、Fun Standard株式会社（以下、Fun Standard）と戦略的資本提携を行うことが決定した。本提携により、RKBがFun Standardの株式90％を取得し、Fun Standardはグループの一員となる。
■戦略的資本提携（株式取得）の理由
1）FS社は、「ワクワクで世界を変える」をコンセプトとして、アウトドア商品やスポーツ用品、カー用品などを自社で製造しECサイトで販売する「DtoC 事業」で成長を遂げている企業。
2）RKBの主力事業である放送業においても、多くの放送局で通販事業を行っているが、「小売業」として自社ECサイトを運営するか、「通販番組」を放送するか、あるいはその双方を行うといった形態が殆ど。
3）これに対し、FS社は「小売業」に加えて「製造業」機能も持っており、「放送業」と連携することにより、RKBグループのみならずFS社の中長期的な企業価値の向上に資するものと判断し、株式取得をともなう戦略的な資本提携を行うこととした。
＜考えられる事業連携及び取組み＞
①「製造業」としての機能を持っているので、仕入先との調整を必要とせず、番組関係のタレント等との商品コラボ、事業イベント・スポーツイベントとの連動商品の開発などさまざまな分野で新たな取組みが可能となる。
②FS社が持つSNSやネットを活用したECサイトの運営ノウハウを活用し、ネットと放送（テレビ・ラジオ）両方を有機的に活用する形で「放送局×コマース」の事業を展開することで、RKBグループで制作する番組やイベントなどとのシナジーが期待できる。
③RKBグループの資源を活用し、「BtoB事業」に連携して取り組むことで、FS社ブランド商品の販路拡大が期待できる。
4）なお、RKBはFS社の代表取締役及び株主である大屋良介氏から発行済株式の90％を取得するが、同氏は引き続きFS社の経営に携わっていく予定であり、RKBグループからもFS社の経営に携わる役職員を派遣する予定だ。