電通、日本テレビ「アドリーチマックス プラットフォーム」と2025年4月からAPIによるオンライン連携開始
編集部 2024/12/3 15:00
株式会社電通(以下、電通)は、日本テレビ放送網株式会社(以下、日本テレビ)が開発する「Ad Reach MAX(アドリーチマックス)プラットフォーム(以下、AdRMプラットフォーム)(※1)」が提供する「AdRM-API」を通じて、2025年4月からテレビ広告の高速かつ柔軟な運用を目的としたオンライン連携を開始する。
■「AdRMプラットフォーム」「AdRM-API」について
AdRMプラットフォームは、テレビ広告において、デジタル広告のような柔軟な運用を可能にする日本テレビのアドプラットフォーム。AdRMのセールスサイトである「スグリー(※2)」の活用により、広告クリエイティブの差し替えが放送直前まで実施可能(※3)になるほか、広告出稿後の実績確認が最短15分で可能(※4)になるなど、テレビ広告における手作業に依存したオペレーションの機械化・自動化が可能になる。さらに2025年4月より、AdRMプラットフォームと広告会社のシステムとの連携を想定した「AdRM-API」の提供が予定されている。
電通では、AdRMプラットフォームと電通独自のテレビ広告運用システム「RICH FLOW(※5)」などとのシステム連携を予定しており、SHAREST(※6)の予測視聴率、サイト来訪率や独自KPI、天気や温度、旬の話題などに合わせたより柔軟な広告素材の割り付けにより、複数のKPIに対応したテレビ広告枠の運用が可能になる。
※1:https://arm.ntv.co.jp/
※2:https://sgr-service.ntv.co.jp/
※3:放送20分前までのリクエストを推奨。
※4:取得可能なデータは発注時に申請したタイムおよびスポット契約、さらに「スグリー」を通じて発注した新商品に限る。
※5:AIを活用し、多様な指標に合わせて広告枠を柔軟に自動的に運用できるシステム。関連特許を取得済み。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/1005-010557.html
※6:2017年に各種データ(過去の視聴率データ、番組ジャンル、出演者情報、インターネット上のコンテンツ閲覧傾向など)を活用したテレビ視聴率予測システム「SHAREST(β版)」を電通デジタル(旧データアーティスト)と共同開発。独自の技術・システムで複数の特許を取得。
2018年10月26日発表:AIテレビ視聴率予測システムの新バージョン「SHAREST_RT」をリリース
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2018/1026-009630.html
2022年9月30日発表:AI活用で、120日先のテレビ視聴率予測が可能に
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0930-010554.html