03 DEC

テレビ北海道、「VMO」を活用しエフエム北海道のラジオ局マスターを初のリモート監視・制御

編集部 2024/12/3 10:00

株式会社テレビ北海道(TVh、札幌市)は、株式会社エフエム北海道(AIR-G'、同市)からマスター(主調節室)監視業務を受託し、12月1日から業務を開始した。TVh が開発したリモート統合監視システム「バーチャルマスターオペレーター」(VMO)を活用し、TVh のマスター室から AIR-G'のマスター室をリモートで監視・制御する。FMラジオ局のマスターを遠隔で監視・制御するのは初めてとなる。AIR-G'は夜間のマスター業務を外部委託することで、人手不足の解消や業務の効率化を進める。

VMOは2023年度日本民間放送連盟賞の技術部門で最優秀を受賞、2024年度「INTER BEE AWARD」で準グランプリを受賞しており、当社でもマスター業務の効率化に活用している。

今回の業務受託は、VMOを他社に納入する初めての事例ともなる。今後もVMOの機能向上に向けた開発を続け、放送業界の業務効率化に貢献していく。

テレビ北海道、「INTER BEE AWARD」で準グランプリを受賞!マスター業務のリモートオペレーション「バーチャルマスターオペレーター」が評価

VMOによるFMラジオ局のマスター業務リモート監視(イメージ)

※ラジオ局のマスター室で監視している各種運行データをパソコンなどのモニターに表示(上記画像)し、遠隔地から監視業務を行うほか、緊急時にはリモートでシステムを操作・制御できる。

▼バーチャルマスターオペレーター(VMO)

放送局のマスター(主調整室)業務をはじめ、ビル・工場・インフラ整備などの管理業務をリモート運用できるシステム。パソコン画面に各種監視ルームを忠実に再現し、実際の監視室にいるのと同様にリモートで監視・制御ができる。既存設備を改修せずに低コストかつ迅速に導入でき、監視制御サーバーを設置することで複数拠点を同時に統合監視できる。

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