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カンテレ、AIアシスタント“Lightblue Assistant”導入で業務の効率化とクリエイティブの強化を目指す

編集部 2024/11/18 12:00

関西テレビ放送株式会社(以下、カンテレ)は、株式会社Lightblue(本社・東京)が提供する企業用生成AI=「Lightblue Assistant」を2024年11月から導入し、全社員と役員の約600人にアカウント(IDとpassword)を付与した。今後、様々な部署でAIを活用し、業務の効率化とクリエイティブの強化を目指す。

これまでカンテレでは、ChatGPTなど一般的な生成AIを使用する際、社内の機密情報を入力することは禁止していた。しかし今回導入する「Lightblue Assistant」は、機密情報を保護したうえで専用のチャットボットを作ることができる。社内規程などの情報を追加学習させても外部に流出することはない。このため、社内の様々な部署が、それぞれの規程やマニュアルなどの情報を学習させ、問い合わせへの対応など、業務の改善に活用し“アシスタント”として使うことを想定している。

「Lightblue Assistant」は、OpenAI社やAnthoropic社のLLM(=大規模言語モデル)を活用したAIアシスタントサービスである。これまで同サービスを一部の部署(管理部門、クリエイティブ部門など)で試験的に導入し、検証を続けてきた結果、残業時間の削減など、業務効率を飛躍的に高める効果が確認できたという。

【主な活用事例】

▼人事部門:社内規程やマニュアルを学習させたチャットボットを作成し、社内の問い合わせに対応。

▼制作部門:番組制作関連規程やマニュアルを学習させたチャットボットを作成。内容チェックに使用。

<大多 亮 代表取締役社長のコメント>

当社は放送局としてデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に取り組んでまいりました。この度、AIアシスタントとして「Lightblue Assistant」を導入することを決定いたしました。このAIアシスタントを全社員が活用することで、業務の効率化と変革を実現し、そこで生まれた時間をクリエイティブに使い、さらなるヒットやビジネスチャンスを生み出していきたいと考えております。