28 OCT

khb、ドキュメンタリー『わが子は誉れ―老いてゆく男の子と家族の16年―』第30回 PROGRESS賞にて最優秀賞を受賞

編集部 2024/10/28 16:30

株式会社東日本放送(以下、khb)制作の番組、ほっとネットとうほく『わが子は誉れ―老いてゆく男の子と家族の16年―』が、第30回 PROGRESS賞にて最優秀賞を受賞した。この賞は、テレビ朝日系列24社の番組審議会委員によって選考される。長期間にわたる取材で、限りある命を慈しむ家族に寄り添い続けた点などが評価された。khbが最優秀賞を受賞するのは、今回が初めてとなる。

24日に行われた表彰式で、テレビ朝日の放送番組審議会の見城徹委員長から、佐藤まゆみディレクター、藤井尚弘プロデューサーに表彰状とトロフィー、目録が贈られた。

表彰式でのコメントは以下のとおり。

<佐藤ディレクターのコメント>

誉さんと家族の日常を通して、生きることの尊さ、命の大切さが多くの人に届くことを願っています。

<見城委員長のコメント>

限られた命と向き合う日々をよくここまで描き出したと思う。小さな幸せと生きる意味を優しく問いかけた映像。最後は嗚咽でした。これぞドキュメンタリーだと思います。

この番組は、2024年2月17日(土)に放送した55分番組で、通常の4~5倍の速さで老化する「コケイン症候群」と闘う須知誉(すちほまれ)と、その家族の16年を描いたドキュメンタリー。この病気の平均寿命は15歳から20歳、発症は50万人に1人といわれていて、希少難病ゆえ治療法の研究は進んでいない。「“思い出”は生きる力になる」という医師の言葉を支えに「楽しい思い出」をつくろうと、旅行の計画を立てる家族。16年の人生を全うした誉と家族の姿を見つめた番組になっている。

■PROGRESS賞について

この賞は、1995年、テレビ朝日系列24社の番組審議会委員が推奨する最高の賞と位置づけ、番組審議会委員の発意により、放送番組のより一層の質的向上・系列各局の制作力の向上に資するものとして制定された。「PROGRESS(プログレス)」とは、進歩・向上・成長を意味し、制作者たちの日頃の努力を応援するもの。系列全社が参加し、前年度(毎年4月1日から翌年3月末日まで)に放送された自社制作の番組の中から、ジャンルは問わず1作品をエントリーし、各社番組審議会委員(選考委員)による選考作業(ブロック選考および全国選考の2段階)を経て、各賞が決定される。