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読売テレビら、ytvSDGs×国循プロジェクト「第37回循環器病チャリティ・ゴルフ」開催!新たに“研究助成”で若手人材の支援も

編集部 2024/10/17 12:00

読売テレビは、読売新聞社・報知新聞社・読売ゴルフの4社で主催する「第37回循環器病チャリティ・ゴルフ」を開催した。

本大会は、日本人の死因の上位を占めている脳卒中や心臓病等の循環器に関わる生活習慣病の予防と啓発活動を目的に開催され、毎年、関西の経済人や医学の関係者らが参加している。1988年から本年までの37回の大会で、総額約3億9500万円が寄付され、公益財団法人循環器病研究振興財団を通じて、循環器病治療の研究や予防についてのイベント、さらには啓発冊子「循環器病あれこれ」の製作発行等に活用されている。

9月28日にはよみうりカントリークラブでゴルフ大会が行われ、大会の趣旨に賛同した協賛社からと個人参加者の計107人がプレーを楽しんだ。会場ではプレーヤーの健康管理のため、国立循環器病研究センターの看護師により血圧測定が行われた。

9月30日には、循環器病チャリティ・ゴルフ運営委員会委員長の松田陽三 読売テレビ代表取締役社長が、公益財団法人循環器病研究振興財団の峰松一夫理事長にチャリティ基金として1024万9000円を贈呈した。

また本年より、45歳以下の医師や研究者といった若手人材を支援することを目的として「読売テレビチャリティ基金研究助成」が創設された。採択研究者に選出されたのは、片岡直也氏(富山大学 学術研究部医学系内科学第二 助教)、佐藤勝洋氏(名古屋大学 医学部附属病院 循環器内科 助教)、工藤藤美氏(千葉大学大学院 医学研究院疾患 システム医学 特任助教)の3人で、総額600万円を贈呈。助成金の贈呈にあたって峰松一夫理事長は「循環器病の新たな原因究明や治療方法の開発につながることを期待します」と激励の言葉を述べた。これを受けた贈呈式でのスピーチでは、佐藤勝洋氏が「心不全の治療薬の開発を行っており、現在はヒトへの臨床試験まで橋渡しの状況。なるべく早く患者の方に届けたい」と抱負を語った。

基金贈呈式に先立ち、読売テレビ本社10hallで国立循環器病研究センターの中岡良和部長による「腸内細菌と循環器病」をテーマにした医療セミナーが開催された。講演では、腸内細菌叢(そう)と脳卒中や高安動脈炎との関連性のほか、食物繊維が与える影響等が紹介され、約90人の参加者が1時間の講演に耳を傾けた。

読売テレビでは、第37回循環器病チャリティ・ゴルフと医療セミナーの模様を11月17日深夜に放送する予定。また、医療セミナーの内容は「ytvサステナビリティ・プロジェクト」のホームページにも掲載される。

ytvサステナビリティ・プロジェクト