株式会社テレビ宮崎（以下、テレビ宮崎）は10月12日（土）、「食べKID宣言」に伴い、高鍋町ルピナスパークにて「食べKID秋フェス」を開催した。この取り組みは、消費者ひとりひとりの意識改革を促して食品ロスを減らすことを目的としている。さらにSDGsの観点から、イベント自体のサステナビリティを目指すために、本イベントの開催・運営および食品ロスに伴い排出されるCO2（詳細下記参照）についてカーボンオフセットを実施した。

■取り組み内容

2023年に実施した「食べKID秋フェス」の実績を元に、イベントの準備・撤収で発生した主催者スタッフの移動に伴うエネルギー使用量、当日使用する電力量を推定し、開催に伴うCO2排出量を1.2トンと算出。また、「食品ロスについて考える」のコンセプトに則り、高鍋町内小学校・中学校の給食から出る残飯を回収するために発生した車両の移動（2023年度実績）に伴うエネルギー使用量を推定し、発生するCO2排出量を1.8トンと算出した。

この合計3トンの排出量と同量のカーボンクレジット※1を購入し、カーボンオフセット※2を実施する。クレジットは、宮崎県の森林吸収系プロジェクトから創出された「宮崎県オフセット・クレジット（J-VER）」を使用することで、県内の森林保護・整備に貢献している。

※1 カーボンクレジットとは森林の保護や植林、省エネ技術や再生可能エネルギーの導入などを行うことで生まれたCO2などの温室効果ガスの削減効果（削減量、吸収量）をクレジットとして発行し、企業間などで取引できるようにしたもの。
※2 日常生活や経済活動において避けられないCO2などの温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することなどにより、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方。

■式典の様子

なお、この取り組みは、テレビ宮崎と食べKID宣言に賛同しているスポンサー企業のパートナーシップにより実施されている。