TVerとPLAY、放送業界に特化した新たな配信プラットフォーム創造を目指して業務提携
編集部 2024/10/1 12:00
株式会社TVer(本社:東京都港区、以下 TVer社)と株式会社PLAY(本社:東京都渋谷区、以下 PLAY社)は、2024年10月1日付で業務提携契約を締結した。
本提携により、民放公式テレビ配信サービス「TVer」(以下 TVerサービス)の機能拡充・安定性向上および新たな価値創造に加え、PLAY社が持つ動画配信プラットフォームを放送業界に特化した新たな配信プラットフォームとして拡充、推進することを目指していく。
この業務提携の一環として、TVer社の執行役員CTO兼COO補佐としてPLAY社取締役CTOの宮島大輔氏が就任(兼任)し、PLAY社からTVer社への出向を含む人材交流や配信基盤システムおよびID関連システムのOEM提供などを実施する。今後、TVerサービスのプラットフォーム展開や放送局との連携強化、両社のサービスの拡充に繋がる研究開発を、両社協力のもと、実現していくとのこと。
■今回の取り組みの背景
TVer社はテレビ局が生み出す、質の高いコンテンツを広告付きで無料配信する民放公式テレビ配信サービスとしてTVerサービスを運営している。TVerサービスは月間ユーザー数4,100万ユニークブラウザ(MUB)、月間再生数4.9億回を超え、日々サービス規模が伸長している。ユーザー、広告主、放送局、パートナー企業にとって、さらに有益なサービスとして成長していくため、各種機能の充実はもとより、安定的なサービス運営、全国の放送局とのコンテンツ流通を円滑にする基盤の充実化に取り組んでいる。
一方、PLAY社は映像を通じた価値の伝播で人を豊かにするというビジョンを掲げ、動画配信プラットフォーム STREAKSやメディアサプライチェーンプラットフォーム KRONOSを提供している。STREAKSは、国内のプレミアムコンテンツを配信するメディア企業に対して、OTT配信に必要なトータルワークフローを提供する、年間70億回以上の再生、3.5万件以上のライブ配信を支える配信プラットフォーム。画質の向上やライブ配信における遅延量の低減など、コンテンツをお客さまに配信するにあたって発生する技術的な課題に取り組んできた。
両社がそれぞれの持つ知見やリソースを拠出しながら本提携を推進することで、魅力あるサービスへのさらなる成長を加速していく。継続的な品質向上に加え、FAST(Free Ad-supported Streaming Television)サービスや、コネクテッドTVを中心としたUXなど、新しいユーザー体験を創造する。
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