03 OCT

テレビ愛媛、AI支援ニュース編集アシスタント「apnea」を導入し“やり慣れた方法”を効率化

編集部 2024/10/3 08:00

株式会社テレビ愛媛は、ストリーツ株式会社が提供するAI支援ニュース編集アシスタント「apnea(アプネア)」を導入してコンテンツ作成を行っている。どんな場面でAIを活用しているのか、同局の導入事例を紹介する。

「apnea」は2024年4月にベータ版を公開。この度、レシピ機能の実装・スマホ対応が完了し正式版がリリースされた。現在、放送局・新聞社・出版社を中心に46団体が利用している。今回の正式版リリースにより、人間とAIの共創によるコンテンツ制作をより強力に支援できるツールとなった。

同局 デジタルプロモーション部 兼 技術局技術部の武市知大氏は、オンエア原稿を読み物記事化する時によく利用しているそうで、導入前は「“しゃべり口調”の原稿を、記事にするために手打ちで修正しなければならず大変だった」と明かす。

このほか、SNSの文章作成やYouTubeのタイトルなどに活用。「今後はapneaで情報を整理して、いろいろデータベース化して活用していけたら」と述べた。

また、アナウンサーの方たちからは、「要約や文字起こし」「情報収集に便利」と好評を得ているという。

執行役員 編成局長の栗田洋一氏は、「地域の情報流通の担い手であるローカルテレビ局として、良質な地域情報を届けることで街への愛着を育み、『持続可能な愛媛』を達成したいと考えています。創立55周年を機につくった『つながるっ!』というキャッチコピーのもと、テレビに加えて、動画、SNS、記事など様々なメディアを活用して、県民と一緒に地域を盛り上げていくつもりです。地域の情報を積極的に取材・発信し続けるためには、コンテンツ制作の効率化・高品質化は非常に重要な課題。apneaは強力な『相棒』になると考えています」と語った。

■レシピ機能で、AI活用をさらに身近に

レシピ機能とは、作りたいレシピを選択し、取材内容をアップロードするだけで、テキストコンテンツを生成AIに作成させる新機能。

レシピ機能を活用すれば、利用者はプロンプトを書く労力をかけずに、生成AIから高品質なアウトプットを受け取ることができる。また、コンテンツを生成するにあたって必ず取材・リサーチ情報を必要とするため、ハルシネーションや著作権侵害のリスクを最小限に抑えられる。

■スマホ対応で、よりスマートな働き方実現へ

スマホ・タブレットのブラウザからも快適に使用できるUIに大幅リニューアル。

スマホ対応が実現したことにより、取材先で「apnea」に取材音源をアップロード、帰社するまでの間に文字起こしとドラフト作成を完了させることも可能だ。コンテンツ制作フローの各所で「apnea」を優秀なアシスタントとして活用することで、取材からコンテンツ作成までの流れがよりスムーズかつスピーディーになり、ワークライフバランスの改善やコンテンツの高品質化が見込める。

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