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北村一輝主演・KDDI×TVerオリジナル番組『おっちゃんキッチン』配信開始!Z世代の意識調査も実施

編集部 2024/9/6 13:30

KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、以下KDDI)と株式会社TVer(本社:東京都港区、以下TVer)は民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」におけるコンテンツ共同制作プロジェクトを開始。本プロジェクトでは、移動中や隙間時間にも気軽に視聴できるコンテンツの第一弾として、『おっちゃんキッチン』を9月6日より配信開始した。

本コンテンツは、横型動画をTVerで、縦型動画をTVer公式SNS(TikTok、YouTube Shorts、LINE VOOM、X)にてそれぞれ視点の異なるストーリーとして無料配信される。

『おっちゃんキッチン』番組ページ

北村一輝「TVerで配信される新感覚の作品。自分にとっては新しい挑戦」

――これまで撮影されてみて、感想はいかがですか?

北村:TVerでミニドラマのような新感覚の作品を作りたいと伺って、「おもしろそうだな」という思いと、時代が変わる中で「新しいジャンル、新しいことに挑戦したい」という気持ちがあったので、ぜひ参加したいと思って引き受けました。特に「普段はバラエティを制作されているチームがこのミニドラマを担当される」という点にも一番興味がありました。実際に撮影に入ると、やっぱり映画・ドラマの現場と、バラエティ制作の考え方や進め方とでは勝手が違うのが新鮮で、逆に楽しんでいます。

――『おっちゃんキッチン』は、TVerでは横型動画、SNSでは縦型動画で見られるなど、さまざまな楽しみ方ができる作品となっていますが、この企画に対してどのように思いますか?

北村:僕は海外の縦型ドラマにハマって「課金しようか」とか考えたりするタイプです(笑)。今作も続きをすぐに見たくなるようなものになればいいなと思っています。僕の役は野球のバッテリーでいうとキャッチャーで、毎回違うお客さんがぶつけてくる愚痴や意見を、ただただ受け止める。役者としていろいろなお芝居が試せるので、もし僕が若い頃にこういう作品があったら楽しかっただろうなと。結果的に(番組が)おもしろくなきゃいけないとは思いますが、若い俳優さんにもどんどん楽しんでやってほしいなと思っています。

――視聴者へメッセージをお願いします。

北村:若者の“本音”が描かれる作品になっていると思っています。何かを否定したいわけではないけれど、言論の自由があるようでなかったり、生きづらさを感じるようなこの時代に一番言葉を発したいのは若者だったりすると思うんです。だからこそ、僕は若者の言葉がすごく重要だと思っていて、そこには間違いがあるかもしれないけれど、そもそも“正解”だけが良いものなのか。勢いであったり、何か考えさせられるものもあると思うので、そういう言葉を僕も引っ張り出したいなと思っています。“今の時代の本音”が見えるミニドラマになると思うので、若者の本音を知りたい方にはぜひ見ていただきたいです。

【世代間コミュニケーション意識調査】40代男性の2人に1人が「年下の相手とのコミュニケーションに不安」 Z世代は、年上の相手に「もっと自分の話を聞いてほしい」

『おっちゃんキッチン』は、北村一輝演じる“おっちゃん”店主が営むこぢんまりとした居酒屋を舞台に、“おっちゃん”と世代の異なる客との一見かみ合っていないコミュニケーションを通して、世代間コミュニケーションのアップデートを描く配信ミニドラマ。

『おっちゃんキッチン』にはさまざまな悩みを抱えた客が来店するのだが、TVerは、18~59歳の有職者男女を対象に、世代の異なる相手とのコミュニケーションについての意識調査を実施した。

年下の相手とのコミュニケーションにおいて、“おっちゃん”と同世代である40代男性の2人に1人が、自身が「厄介な存在になっていないか不安」と答えた。特に不安を感じるシーンは「年下の人に対して、“(自身が)言わなくていいことを言った”と思ったとき」。他の世代と比較して、「年下の人たちの流行に関する話についていけなかったとき」(全体平均比較+9.3pt)、「年下の人に、“気持ち、わかるよ”と声をかけたとき」(全体平均比較+10.3pt)なども上位に挙がり、自身の言動や態度が年下の相手からどう見られているのかを気にしている様子がうかがえる。

一方、Z世代を対象に、年上の相手とのコミュニケーションについて感じていることを聞くと、半数以上が「もっと良好な関係を築きたい」と答えた。ただし、年上の相手に対して「どんな話をしたらいいか分からない」と悩んだり、「自分の話をもっと聞いてほしい」と感じたり、Z世代も世代の異なる相手とのコミュニケーションに不安を感じていることが分かった。

【世代間コミュニケーション意識調査】Z世代の半数以上が年上世代に友好的

※調査概要

・調査主体:株式会社TVer
・調査対象者:日本全国の30~50代オフィスワーカー男女(600名)および18~28歳男女(200名)※性別年代で均等回収
・調査手法:インターネット調査
・調査実施時期:2024年8月

社会学者・常見陽平氏「アラフォーも若者も、違う年齢層とのコミュニケーションが不安ではあるが、交流したい・嫌われたくない」

いま、老若男女問わずビジネスパーソンの悩みとは、異なる年齢層とのコミュニケーションだ。特に40〜50代の社員は若いビジネスパーソンとのコミュニケーションに恐怖心すら抱いている。ハラスメント扱いされるのではないか、自分の言っていることが響かないのではないかなどが懸念され、ますますコミュニケーションがぎこちなくなる。育った環境、特にITツールやメディアとの接点のあり方により、ジェネレーションギャップが細かくなっている。違う年齢層の人に対して「非常識」だと感じることもあるだろうが、実際は「異常識」なのだ。つまり、常識が異なるのだ。特に40代男性が不安になる言動として「年下の人に対して、“(自身が)言わなくていいことを言った”と思ったとき」が1位となっていることが象徴的だ。これもそうだが、「よかれ」と思って言ったこと、若者を「わかっているつもり」で言ったことが相手を傷つけたり、スルーされたりすることを過度におそれているのではないか。一方、希望が持てるデータでもある。アラフォーも若者も、違う年齢層とのコミュニケーションが不安ではあるが、交流したい、嫌われたくないと思っている点である。相手に対する好奇心、想像力を大切にしたい。

TVerとKDDIが共同制作する『おっちゃんキッチン』は、日本社会のジェネレーションギャップ、年齢をこえたコミュニケーションにとっての指南書の役割を担うことを期待する。この作品によって、多くのビジネスパーソンが救われ、日本の職場のコミュニケーションが活性化されることを願ってやまない。