27 AUG

TBS、韓国Something Specialとバラエティフォーマットを共同開発することで合意

編集部 2024/8/27 13:30

TBSテレビ(以下、TBS)は韓国のSomething Specialとともにバラエティフォーマットの共同開発を行うことで合意した。

共同開発作品は2025年2月に行われるMIP Londonで発表される予定で、Something Specialが日本企業とバラエティフォーマットの日韓共同開発に取り組むのは初めての試みとなる。

TBSは、今年6月に韓国・ソウルに海外ビジネスの戦略拠点としてTOKYO BROADCASTING SYSTEM KOREA,INC.を設立。番組販売、ドラマリメイク、IP共同開発に力を入れてきた。今後もセールスとIP共同開発を強化するとともに、韓国におけるバラエティフォーマット・ドラマ・映画・K-POP他ジャンルでのIP共同開発等に対して、50億円規模のコンテンツ投資を実施していく。

TOKYO BROADCASTING SYSTEM KOREA,INC.代表理事 深井純コメント

TOKYO BROADCASTING SYSTEM KOREA,INC.は、これまでの番組販売やドラマリメイクだけでなく、韓国のクリエイターとともに共同開発や共同制作を行うことを目的として設立されました。世界市場に向けた豊富なコンテンツ制作経験を持つSomething Specialとの協業を大変うれしく思っています。両社のコラボレーションにより、世界に愛されるエンターテインメントフォーマットが生まれることを期待しています。

Something Special – Head of Content キム・インスン コメント

TBSとのコラボレーションは、長年にわたりエンターテインメント企業のトップ数社が選ばれるKOCCA(Korea Creative Content Agency)主催のFormat Lab Fundから一部ファンディングを受けて実現します。TBSのような一流放送局とパートナーシップを組めることを大変うれしく思っています。アジア発の次なる世界的ヒット作品を生み出すスタートになると確信しています。

■Something Specialについて

2019年にソウルで設立されたSomething Specialは、韓国でナンバーワンの独立系フォーマットエージェンシーであり、トップクラスのプロデューサーによる韓国オリジナルフォーマットを多数保有している。Something Specialはクリエイティブな才能に焦点を当てた初のTVフォーマットエージェンシーであり、グローバルなコンテンツ開発、制作、配給に特化している。Something Specialは、韓国からのアウトバウンドから韓国へのプレミアムフォーマットの調達、そして適切なパートナーとのペアリングまで、グローバルフォーマットを促進する架け橋として活動している。Something Specialは、韓国の主要放送局のタイトルを含む、韓国のさまざまなトップクラスの独立系制作会社やクリエイティブタレントの国際ビジネスを代表している。ドラマ/映画とバラエティの両分野で活動するSomething Specialは、開発、制作、流通、商業という会社のコアコンピテンシーを融合させ、韓流コンテンツのリーディングカンパニーとなった。Something Specialは「We Connect & Create」を社是としている。

■TBS海外事業について

TBSは1960年代以降50年以上にわたり、ドラマやバラエティ番組、アニメ、映画などすべてのジャンルの海外展開に積極的に取り組んでいる。特に『VIVANT』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『半沢直樹』などの大ヒットドラマや、『SASUKE』『風雲!たけし城』などのバラエティ番組のフォーマットが各国で人気を博し、累計の販売実績は、世界160を超える国・地域に数百作品、数万話におよぶ。さらに近年は動画配信やIP活用による商品化、出版、テーマパーク、タイアップなど「マルチ展開」にも活動を広げている。