09 AUG

Hakuhodo DY ONE、広告効果を可視化する「LiftOne® powered by AaaS」でリーチ&フリークエンシー評価機能を提供開始

編集部 2024/8/9 08:00

株式会社Hakuhodo DY ONE(以下、Hakuhodo DY ONE)は、デジタル×テレビの広告効果を可視化する統合モニタリングソリューション「LiftOne® powered by AaaS(以下、LiftOne®)」※1において、広告効果を「リーチ」および「フリークエンシー」の同一指標で可視化し、デジタル広告とテレビCMの統合運用を実現する新機能の提供を開始した。

■背景

「LiftOne®」はデジタル広告とテレビCMの実績データを管理・分析して、広告効果を可視化するダッシュボードとして2021年から提供を開始。2023年5月にはデジタルとテレビの広告効果を同一指標でモニタリング・評価する機能を追加した。(※2)その結果を踏まえた次回施策のプランニングなど、クライアント企業による利用実績も増えている。

一方で、デジタル広告とテレビCMのPDCAを一緒に回していく“デジテレ統合運用”が一般化されてきた中、デジタル広告とテレビCMを同時に出稿調整・予算配分できる統合運用のニーズが高まっている。そうした背景から、このたび「LiftOne®」の新機能として広告到達率の「リーチ」と広告接触回数の「フリークエンシー」を追加し、テレビCMでは届かなかった認知について、その後のデジタル広告で補完できる新たな機能を提供することになった。

■サービスの特長

今回提供するリーチ&フリークエンシーの主な特長は、次の2点。

デジタル広告とテレビCMの出稿調整

デジタル広告とテレビCMの統一指標としてリーチとフリークエンシーを可視化。これにより、テレビCM放映後、目標となるリーチやフリークエンシーに届いていない場合、目標との差分をLiftOne®ダッシュボードで確認しながら、デジタル施策でリーチやフリークエンシーを補うよう予算配分する運用フローを確立できる。

リーチとフリークエンシーの詳細分析

リーチとフリークエンシーについて、メディアパターン(デジタル単体・テレビ単体・デジタル×テレビ)、キャンペーン、ターゲット(性年代)、媒体ごとといった詳細レベルまで確認。これにより、リーチとフリークエンシーのどこに課題があるかを分析でき、細かな予算配分の調節のための示唆出しができる。

■分析イメージ

①メディアパターンごとのリーチ効率モニタリング
(デジタル単体・テレビ単体・テレビ×デジタル)

②メディアパターン×ターゲットごとのモニタリング

ターゲットが想定リーチに届いていない場合、メディアパターン×ターゲットごとにリーチとフリークエンシーを見ることで、どのメディアが不達なのか、フリークエンシー不足か、ターゲティングが適正なのかといった、出稿調整すべきポイントを探ることができる。

③デジタル媒体ごとのモニタリング

デジタルでリーチが不調だった場合、具体的にどの媒体で調整すべきかが分析できる。

導入に際しては、デジタル広告とテレビCMのメディアプランニングやレポーティングに精通した当社のプランナーが、データ作成からレポーティング・コンサルティングまでワンストップで対応し、企業のメディア統合運用を支援。また、「LiftOne®」をベースとしたダッシュボードのカスタマイズ開発も行っている。企業や広告会社のニーズにあわせて柔軟に設計・開発することが可能で、テレビCMの効果最大化に特化したプランニング/バイイング/分析・コンサルティングサービスについても引き続き提供する。

■今後の展開について

今後「LiftOne®」は、デジタル広告、テレビCM以外のメディアの連携拡張、統合マーケティングに必要な指標の開発など、キャンペーンに合わせて幅広く支援できるサービスの整備、拡大を目指している。Hakuhodo DY ONEはデジタルとマスメディアを横断したプランニング、バイイング、モニタリングそれぞれの領域で広告の効果を最大化するためのサービス開発、提供を行い、企業の統合マーケティング活動の支援に注力していく。

※1 広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS(Advertising as a Service)」について

広告業界で長らく続いてきた「広告枠の取引」によるビジネス(いわゆる「予約型」)から「広告効果の最大化」によるビジネス(いわゆる「運用型」)への転換を見据えた、博報堂DYメディアパートナーズが提唱する広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデル。https://www.hakuhodody-media.co.jp/aaas/ LiftOne®は、開発はAaaSのチームが監修し、実運用はHakuhodo DY ONEで対応。

※2  2021年12月7日リリース『DAC、デジタル×テレビの広告効果を可視化する統合モニタリングソリューション 「LiftOne® powered by AaaS」を提供開始』https://www.dac.co.jp/press/2021/20211207_liftone

2023年5月16日リリース『DAC、広告効果を可視化する「LiftOne® powered by AaaS」において、デジタル広告とテレビCMの統合モニタリング・評価機能を提供開始』https://www.dac.co.jp/press/2023/20230516_liftone

■会社概要

Hakuhodo DY ONEは、インターネット広告黎明期より培ったデジタル広告の知見とノウハウを活かし、統合的なデジタルマーケティングサービスを提供している。マーケティング戦略立案力、クリエイティビティ、高度な運用力と技術開発力、媒体社・プラットフォーマーとの強固な関係性を強みとし、国内外のクライアント企業に対して、デジタル起点でのマーケティング戦略やテクノロジー活用を包括的に支援する。

今後は博報堂DYグループの「デジタルコア」として、グループ内のナレッジやリソースを集約し、高い専門性と提案力を併せ持つ企業として業界随一のデジタルマーケティング事業会社となることを目指している。

クライアント企業にとって唯一の「ONE」の存在となるため常に挑戦・前進し、事業成長を支援するビジネスパートナーとして伴走することで、クライアント企業の持続的な成長と、企業価値向上に貢献すると謳っている。

株式会社Hakuhodo DY ONE https://www.hakuhodody-one.co.jp