第61回ギャラクシー賞大賞発表!テレビ、ラジオ、CM、報道活動各部門の優秀賞、選奨も決定
編集部 2024/6/7 18:30
第61回ギャラクシー賞のテレビ部門、ラジオ部門、CM部門、報道活動部門、各部門の大賞、優秀賞、選奨が、5月31日(金)の贈賞式で決定、発表された。
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設。審査は放送批評懇談会会員から選ばれた選奨事業委員会が担当する。
現在、ギャラクシー賞はテレビ、ラジオ、CM、報道活動の四部門制であり、毎年4月1日から翌年3月31日を審査対象期間と定め、年間の賞を選び出している。
■入賞作
◆志賀信夫賞
関口宏
◆フロンティア賞
『Nドキュポケット』(日本テレビ放送網)
◆マイベストTV賞 第18回グランプリ
金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBSテレビ TBSスパークル)
テレビ部門
大賞
●連続ドラマW『フェンス』(WOWOW NHKエンタープライズ)
優秀賞
●NHKスペシャル『“冤罪”の深層~警視庁公安部で何が~』(日本放送協会)
●『ナンデモ特命係発見らくちゃく!~28歳の小卒女性SP!完全版~』(福岡放送)
●『ながさき原爆記録全集 山端庸介原爆全写真 被爆翌日117枚全解析』(長崎ケーブルメディア)
選奨
●テレビ静岡55周年記念『イーちゃんの白い杖 特別編』(テレビ静岡)
●『でくのぼう~戦争とPTSD~』(山形放送)
●『僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる』(CBCテレビ)
●ザ・ドキュメント『引き裂かれる家族 検証・揺さぶられっ子症候群』(関西テレビ放送)
●ETV特集『“玉砕”の島を生きて(2)~サイパン島 語られなかった真実~』(日本放送協会 NHKエンタープライズ グループ現代)
●『幾月夜纏ひて 羽後町・西馬音内の盆踊』(秋田放送)
●NNNドキュメント’24『釜ヶ崎の肖像 明日への3000枚』(読売テレビ放送)
●SBCスペシャル『78年目の和解~サンダカン死の行進・遺族の軌跡~』(信越放送)
●NHKスペシャル『未解決事件 File.10「下山事件」』第1部 第2部(日本放送協会)
●映像’24『労組と弾圧~関西生コン事件を考える~』(毎日放送)
特別賞
金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBSテレビ TBSスパークル)
個人賞
神木隆之介
連続テレビ小説『らんまん』(NHK)の演技
ラジオ部門
大賞
●SBSラジオギャラリー『方言アクセントエンターテインメント~なまってんのは、東京の方かもしんねーんだかんな~』(静岡放送)
優秀賞
●『空想労働シリーズ サラリーマン』(RKB毎日放送)
●FBCラジオスペシャル『輝く!ゴールデンエイジふくい~生きる喜び 歌にのせて~』(福井放送)
●TOKYO FM 小澤征爾追悼番組『セイジ、フォーエバー』(エフエム東京)
選奨
●『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)
●『朝はあけたり~決死の密航 奄美日本復帰を伝えた男たち~』(南日本放送)
●RKKラジオ報道特別番組『真実を求めて~免田事件が問い続けるもの~』(熊本放送)
●文化放送年末スペシャル 小松左京クロニクル『日本沈没を探す旅』(文化放送)
DJパーソナリティ賞
オードリー
『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)パーソナリティ
CM部門
大賞
<ウェブCM>
●日本マクドナルド マックフライポテト『ティロリミックス|YOASOBI「群青」× Vaundy「花占い」』(日本マクドナルド 電通 ギークピクチュアズ)
優秀賞
<テレビCM>
●相鉄ホールディングス 相鉄・東急直通線開業記念 相鉄東急直通記念ムービー『父と娘の風景』(相鉄ホールディングス good design company SIX 博報堂 博報堂ケトル スプーン)
<ラジオCM>
●大日本除虫菊 金鳥の渦巻、キンチョール、虫コナーズプレミアム、蚊がいなくなるスプレー、細キンチョール、蚊対策 マスクをはずしてシリーズ『1』『2』『3』『4』『5』『6』(大日本除虫菊 電通(Creative KANSAI) ヒッツコーポレーション)
<ウェブCM>
●ABJ STOP海賊版『ありがとう君の漫画愛』(ABJ 博報堂 博報堂プロダクツ)
選奨
<テレビCM>
●大塚製薬 カロリーメイト『光も影も』(大塚製薬 博報堂 catch ENOAD AOI Pro.)
●CBCテレビ 公共キャンペーン・スポット『人生100年時代を考える』~きぬさんは“看護師”一筋80年(CBCテレビ)
●東京ガス 企業『母の推し活』(東京ガス 電通 電通クリエーティブX KEY pro)
●日本マクドナルド 夜マック シリーズ『オードリーのオールナイトマック』(日本マクドナルド TBWA HAKUHODO ロボット)
●ユー・エス・ジェイ ユニバーサルスタジオジャパン シリーズ『引越し篇』『初恋篇』『二度とない日々篇』(ユー・エス・ジェイ 電通 TYO)
<ラジオCM>
●エフエム東京 企業『ラジオの夜』(エフエム東京 ランダムハウス)
<ウェブCM>
●サントリーホールディングス ザ・プレミアム・モルツ シリーズ『飲みに誘うのムズすぎ問題篇』(サントリーホールディングス 電通 マテリアル 電通クリエーティブX Think & Craft)
●東海旅客鉄道 東海道新幹線『すべての会いたい人へ』(東海旅客鉄道 電通 ジェイアール東海エージェンシー SUPERMARKET)
●ヤマハ 企業『だれでも第九』(ヤマハ 電通東日本 EPOCH 電通イベントオペレーションズ Candee 電通クリエーティブX マテリアル リーフビジョン アイエムエス ペンタゴン)
※CM部門の社名は広告主 広告会社 制作会社の順
報道活動部門
大賞
●『NHKアナウンサーの命を守る呼びかけ』に関する一連の取り組み(日本放送協会)
優秀賞
●トゥレット症に関する一連の報道活動(CBCテレビ)
●キャンペーン『かわるPTA』(東海テレビ放送)
選奨
●コウセイラジオ~break through the wall~(エフエムとよた 中日新聞社 ひまわりネットワーク)
●香川県の「ゲーム条例」を巡る検証報道(瀬戸内海放送)
●文化放送ロービジョンプロジェクト(文化放送)
■賞の内容
【テレビ部門】大賞1、優秀賞3、選奨10、特別賞1、個人賞1【ラジオ部門】大賞1、優秀賞3、選奨4、個人賞またはDJパーソナリティ賞1【CM部門】大賞1、優秀賞3、選奨9【報道活動部門】大賞1、優秀賞2、選奨3【その他】志賀信夫賞1、フロンティア賞1、マイベストTV賞グランプリ1(上記のほか、周年には記念賞を設ける場合がある。)
■志賀信夫賞
放送批評懇談会の発展に寄与した放送評論家・志賀信夫の功績をたたえるために、2010年(第47回)創設。広く放送界の発展、放送文化の向上に貢献した人物等を表彰する。放送批評懇談会正会員の推薦を元に選出する。
■フロンティア賞
放送界の未来を切り拓く挑戦を果たした番組、仕組み等を顕彰する。2015年(第53回)創設。
■マイベストTV賞
視聴者の参加により選ばれるテレビ番組賞で、2007年(第44回)創設。放送批評懇談会選奨事業委員会が候補番組を選定し、これを毎月、放送批評懇談会正会員と「Gメンバー」(視聴者によって構成される放送批評懇談会のオンライン会員)が投票して選出される。年間で最も得票を得たものが「マイベストTV賞グランプリ」として表彰される。