仙台放送、東北大×日本生命×仙台市と「眼からはじめるやさしい街づくり」連携協定を締結
編集部 2024/5/13 12:30
株式会社仙台放送(以下、仙台放送)は、国立大学法人東北大学院医学系研究科(以下、東北大学)、日本生命保険相互会社(以下、日本生命)と2023年8月より東北大学大学院医学系研究科 眼科学分野 中澤徹教授監修のもと眼疾患の早期発見に向けた取り組みを開始し、ゲーム体験機会をさらに前進することを目的として、仙台市と4者協定「眼からはじめるやさしい街づくり」を締結し、仙台市民の「眼科検診」受診機会を広げていく「移動眼科検診」受診機会を広げていく「移動眼科検診」を仙台市内で行う。
人の目の健康は、QOL(Quality of life/生活の質)に直結するものだが、現状では日本の眼底検査受診率は先進国の中で最低水準にとどまり、気がつきにくい目の疾患をいかに早期に発見するかが、あらゆる世代が健康で豊かな生活を送るための重要な社会課題となっている。
取り組みの第一弾として、2024年5月17日(金)~18日(土)に藤崎本館前にて目の健康状態を判定する視野チェックゲームアプリ「メテオブラスター(METEOR BLASTER)」VR版の無料体験会(協力:株式会社藤崎)を実施するのと同時に、隣接する藤崎一番町館5階特設会場にて「移動眼科検診(有料)」会場を開設する(協力:一般財団法人杜の都産業保健会)。
■取り組みの背景
人間の五感による情報取得のうち9割弱を視覚が占めるように、目の健康は、QOL(Quality of life/生活の質)に直結するもの。一方、近年、デジタル機器の使用機会の増加により、老若男女を問わず、目を休める時間が短くなっている。また、目の不調は見過ごしがちであり、例えば日本人の中途失明原因第1位の緑内障は、初期段階で自覚症状がなく、視野異常を感じて病院を受診する頃には病状が進行していることが多くなっている。
しかしながら、現状では日本の眼底検査受診率は先進国の中で最低水準にとどまっており、気づきにくい目の疾患をいかに早期発見するかが、健康で豊かな生活を送るための重要な社会課題。こうした社会課題の解決を目的として、業界・団体を超えた4者の力を結集し、5月に4者で連携協定「眼からはじめるやさしい街づくり」を締結し、眼疾患の早期発見に向けた取り組みを開始する。
■本事業で使用するゲームアプリ
メテオメテオブラスター(METEOR BLASTER)VR注1版
緑内障を含む眼疾患の早期発見に寄与するシューティングゲームアプリ。360°が宇宙空間というVRの没入感の中、画面中央の隕石を破壊する等の簡単な操作に約5分間取り組むだけで利用者の視野状態の簡易判定が可能。