左から)株式会社TVer広告事業本部プロダクト統括 大野祐輔、取締役サービス事業本部長 薄井大郎、代表取締役社長 若生伸子、常務取締役COO 蜷川新治郎、執行役員広告事業本部長 古田和俊、広告事業本部営業部長 次郎丸達也

26 APR

TVer、広告売上前年比約150%「TVer Biz Conference 2024」で成長の秘密を事例や今後の展望をまじえて紹介

編集部 2024/4/26 12:20

株式会社TVer(本社:東京都港区、代表取締役社長:若生伸子)は、2024年4月25日(木)に、広告主・広告代理店・マーケターを対象としたオンラインカンファレンスイベント「TVer Biz Conference 2024」を開催した。

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民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」は、2015年10月にサービスを開始し、2021年4月に本格的な広告セールスを開始してから4年目に突入した。月間ユーザー数は2024年1月に歴代最高の3,500万MUB(※1)を突破し、2024年3月には月間再生数も歴代最高の4.5億回(※2)を超えるなど、日本を代表する動画プラットフォームへと進化を続けている。

2024年7月に開幕するパリ2024オリンピックでは、TVer単独で初めて、ほぼ全競技のライブ配信を行う。地上波放送と同時生中継で競技の模様を伝え、期間中は各競技の「ハイライト動画」も毎日更新する。また、一部競技ではコネクテッドTVでも視聴が可能。

さらに2024年度は、「ドラマ」「バラエティ」「アニメ」などの番組カテゴリごとにホーム画面が選択できる「カテゴリホーム」画面の実装も予定している。

※1:2024年1月1日~1月31日におけるTVerサービス全体でのユニークブラウザ数
※2:2024年3月1日~3月31日における、TVer単体のVOD・リアルタイム配信・追っかけ再生およびSPLIVEを合計した全デバイスでの動画再生数(ビデオリサーチにて算出)

広告売上前年比約150%のTVer広告。さらなる躍進のためセールスや広告プロダクト機能を強化

2023年度のTVer広告売上は前年比約150%(※3)と大幅に伸長した。2023年度からリリースしたTVer広告のセルフサーブ機能(※4)はさまざまな業種の企業で活用され、広告主企業数は前年比174%、広告会社数も168%と成長を遂げている。

2024年度も、TVerオリジナル番組などのコンテンツと連動したセールスにも取り組むほか、TVer広告の強みである1stパーティーデータを活用したターゲティングの拡充など、より気軽に、使いやすい広告プロダクトを目指して機能の向上に尽力していく。

※3:2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)、2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)におけるTVer社のTVer広告売上額比較
※4:広告会社が入稿・配信・レポーティングまで可能なTVer広告の機能

TVer広告「セルフサーブ機能」をより利用しやすくアップデート

2023年度からリリースしたTVer広告のセルフサーブ機能について、3つのアップデートを提供開始することを発表した。利用広告社数も順調に推移しているセルフサーブ機能のアップデートによって、より簡単で便利にTVer広告を利用いただきたいと考えている。

①ターゲティング項目の拡充
2024年度は、新たに「テレビの視聴傾向」「世帯年収」「子ども有」のターゲティング項目追加を予定しており、よりニーズに合ったターゲティングができるようになる。

②レポート項目の拡充
TVer広告のレポートにおいては、性別、年齢、都道府県、配信デバイスなどの項目を追加し、より細かい効果分析が可能になる。

③在庫シミュレーション機能
ターゲットオーディエンスや期間、予算を入力することで、配信シミュレーションが可能となる「在庫シミュレーション機能」を導入する。

「日本のみなさん、おつかれ生です。」「アサヒ生ビール(通称マルエフ)」の動画広告戦略

スペシャルコンテンツでは、アサヒビール株式会社コミュニケーションデザイン部担当副部長 大場洋右様、株式会社電通クリエイティブディレクター/コピーライター 郡司音様をゲストにお迎えして、2023年12月度CM INDEX「CM好感度」アルコール業類1位(※5)を獲得した「アサヒ生ビール(通称マルエフ)」の動画広告コミュニケーション戦略についてトークセッションを行った。

「マルエフ」の動画広告では、媒体や地域ごとに多数のクリエイティブを制作されている。中でも、ドラマの最終回で、生活者向けではなくキャストの方にメッセージを投げかける「キャストのみなさん、おつかれ生です。」編は、TVerならではの広告クリエイティブとして特徴的だった。商品の売れ行きにおいても大きな反響があっただけでなく、「ぬくもりや癒しを感じる」といった声もお客様から寄せられているというお話があった。

「マルエフ」のように日常的に購入できる商品においては特に、地上波広告も重要という前提の中で、今後の動画コミュニケーション戦略としては、生活者の動画視聴環境が多様化していることを踏まえて、媒体ごとに適切なクリエイティブを設計することを意識されているそう。また、大場様は「TVerは視聴“質”が高いことが広告として魅力的。地上波放送との重複接触効果を確認しながら、地上波とTVerで同じ動画クリエイティブを使うのか、異なるクリエイティブを使うのか、適切に判断しながら、そして一緒にわくわくしながら、引き続き取り組みを進めていきたい」とコメント。郡司様は「視聴環境が複雑化している中で、時代の変化に寄り添いながら「マルエフ」が提供する“ぬくもり”の形も変化していく必要がある。時代にアジャストしていくためにデジタル媒体をうまく使っていきたいし、一方で細かくターゲティングができるデジタル媒体だからこそ、“日本のみなさん”と大きなオーディエンスに呼びかけるコンテンツも求められるのではないか。社会に対して大きなエンターテインメントを作っていきたい」というコメントがあった。

また、これからのTVerに期待することとして、郡司様からは「個人的にTVerが好きということもあるが、TVerにはデジタルとマスが融合していく可能性を感じている。“新しいマス”になっていってほしい」とコメントをいただいた。

※5:CM総合研究所調べ 2023年12月度アルコール業類CM好感度No.1銘柄
調査期間:2023年11月20日〜12月19日、東京キー5局(全オンエア数:2,458銘柄)
調査対象:関東1都6県3,000人(4日実査:1,500人+19日実査:1,500人)

2023年度パートナープログラム表彰

2023年度(2023年4月~2024年3月)のTVer広告セールスにご協力いただいたパートナー企業に贈る「TVer Sales AWARD 2023」を発表した。

■TVer広告Gold Partner

株式会社セプテーニ

■TVer広告Silver Partner

株式会社電通

■TVer広告Bronze Partner

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ

■TVer広告特別賞

株式会社東急エージェンシー

株式会社セプテーニ福田翔平様

エントランスAD(※6)ディスプレイ賞

株式会社電通
※6:TVerへのアクセス時に表示されるバナー枠

「TVer Sales AWARD 2023」では、1年間のTVer広告出稿金額をもとに、上位3位の広告会社を「Gold Partner」「Silver Partner」「Bronze Partner」として表彰した。今回「Gold Partner」を受賞した株式会社セプテーニは、3年連続の受賞となった。

また、TVer広告の成長に貢献した企業や個人に贈る特別賞として、株式会社東急エージェンシーと、株式会社セプテーニ 福田翔平様を表彰した。

TVer内の「エントランスAD」でもっとも多くの出稿をいただいた広告会社を表彰する「ディスプレイ賞」では、株式会社電通を表彰した。

■「TVer Biz Conference 2024」実施概要

【開催日時】
2024年4月25日(木)13:00~14:00

【開催方法】
オンライン配信(Zoom)

【MC】
滝菜月(日本テレビアナウンサー)

【タイムテーブル】

・オープニング

 登壇者:株式会社TVer常務取締役COO 蜷川新治郎

・TVerサービスの現状と今後

 登壇者:株式会社TVer取締役サービス事業本部長 薄井大郎

・躍進するTVer広告

 登壇者:株式会社TVer執行役員広告事業本部長 古田和俊

・スペシャルコンテンツ

「クリエイティブ視点で考える動画広告コミュニケーション戦略」

 登壇者:アサヒビール株式会社マーケティング本部コミュニケーションデザイン部担当副部長 大場洋右

 株式会社電通クリエイティブディレクター/コピーライター 郡司音

 株式会社TVer広告事業本部営業部長 次郎丸達也

・TVer広告プロダクトアップデート

 登壇者:株式会社TVer広告事業本部プロダクト統括 大野祐輔

・2023年度パートナープログラム「TVer Sales AWARD 2023」表彰