TBS、韓国CJ ENMと合同クリエイター研修を開催
編集部 2024/4/18 11:00
TBSグループは3月20日(水・祝)~21日(木)にかけて、韓国の総合エンターテインメント企業CJ ENM(シージェイ・イーエヌエム)と合同でクリエイター研修を実施した。韓国で行われた今回のプログラムは、TBSとCJ ENMで締結した戦略的パートナーシップ協定の一環で、日韓両国から50名以上のクリエイターが参加した。
TBSグループからは、TBSテレビ、TBSスパークル、THE SEVENでドラマ・映画の制作に関わるプロデューサー・ディレクターが渡韓。CJ ENMグループからは、Studio Dragon(スタジオ・ドラゴン)、CJ ENM STUDIOS(シージェイ・イーエヌエム・スタジオズ)などグループ傘下の制作会社に所属するクリエイターが参加した。CJ ENMグループが海外の企業と合同でクリエイター向けの研修を実施するのは今回が初。
プログラムの中では、Studio Dragonのキム・ジェヒョンCEOをはじめ、オ・グァンヒ氏(『マスクガール』、ソン・ジャヨン氏(『私の夫と結婚して』)、イ・ドンウン氏(『無人島のディーバ』)など世界を席巻する韓国ドラマを制作したクリエイターやユン・ジェギュン監督(『コンフィデンシャル』)シリーズ製作、『TSUNAMI -ツナミ-』監督・脚本・製作)が登壇。番組の制作工程や企画立案のプロセスなどを紹介した。TBSグループからもオリジナルIPを活用した映画化・イベント開催などの多面的ビジネス展開について、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』や『VIVANT』などの実例を交えながら説明した。
また、CJ ENMが坡州(パジュ)に設立した「CJ ENMスタジオセンター」も訪れ、最新のバーチャルプロダクション設備などを視察。ドラマ制作の手法やVFX技術の活用についての意見交換も行った。
今後、両社での合同研修プログラムは定期的に行う予定で、ネットワーク強化により両社間でのコンテンツの共同開発・共同制作などの協業創出につなげることを狙う。
■CJ ENMについて
韓国・ソウルに本社を持つ、グローバルエンターテイメント企業。1995年以降、メディアコンテンツ、音楽、映画、舞台、アニメ等の幅広いビジネス領域に参画し、最高のオリジナルコンテンツをさまざまなメディアプラットフォームに提供。カンヌ映画祭で受賞した『パラサイト 半地下の家族』や、トニー賞を受賞したミュージカル『キンキーブーツ』、韓国の映画興行記録を作った『バトル・オーシャン 海上決戦』等の映画、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』をはじめとする人気ドラマ、『I Can See Your Voice』といったバラエティ番組など、世界中で評価の高いコンテンツを企画、制作、配給している。CJ ENMはドラマ専門制作スタジオ「Studio Dragon」、アメリカに本社を持つ「Fifth Season」、K-OTTコンテンツ制作スタジオ「CJ ENM STUDIOS」などメジャーの制作・配給スタジオを保有している。
全世界規模で楽しむ「KCON」や「MAMA AWARDS」といった音楽イベント・アワーズも手掛けている。
■TBS海外事業について
TBSは1960年代以降50年以上にわたり、ドラマやバラエティ番組、アニメ、映画などすべてのジャンルの海外展開に積極的に取り組んでいる。特に『VIVANT』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『半沢直樹』などの大ヒットドラマや、『SASUKE』『風雲!たけし城』などのバラエティ番組のフォーマットが各国で人気を博し、累計の販売実績は、世界160を超える国・地域に数百作品、数万話におよぶ。さらに近年は動画配信やIP活用による商品化、出版、テーマパーク、タイアップなど「マルチ展開」にも活動を広げている。