11 JAN

「世界卓球2024」とMeta Quest3がコラボ!VRによるスポーツ体験が無料で楽しめる「VR/MR スポーツパーク」がオープン

編集部 2024/1/11 17:00

テレ東/BSテレ東は2月16日から『テレ東京開局60周年特別企画 世界卓球2024団体戦』の日本戦全試合を中継する。大会を前に9日、東京ドームホテルで「世界卓球2024 x Meta Questコラボ企画」キックオフプレスイベント兼「Meta Quest VR/MRスポーツパーク」プレス体験会が行われた。 

今大会はオリンピックシングルスの日本代表争いを終えた日本代表選手が、パリオリンピック団体戦の出場権をかけて戦う重要な試合として注目を集める。大会に合わせ、市場を牽引しているオールインワンのVR/MRヘッドセット、Meta Questとコラボレーションし、VR/MR空間にリアルに設計された物理演算による卓球シミュレーター「Eleven Table Tennis」を活用した「VR卓球」も実施される。「VR卓球」はITTF(国際卓球連盟)も世界大会の実施を発表している今後注目のコンテンツだ。大会の詳細は後日、配信元となるYouTubeテレ東卓球チャンネル、「世界卓球2024」テレ東公式SNSなどで発表される。

Meta Quest3は10月10日に発売された次世代のMR(複合現実)ヘッドセット。VR体験だけでなく、現実の物理世界にバーチャル要素を融合させる複合現実(MR)を可能にする。忠実度の高いフルカラーのパススルーによりいつも周囲を見渡すことができ、3Dの深度センサーにより、ルーム内の周囲にいるキャラクターやオブジェクトとのやりとりも可能になる。4Kを超えるInfinite Displayも搭載されている。

Meta Reality Labs日本マーケティング統括のPierre Kiangは、イベント冒頭のプレゼンテーションの中で「2024年はMeta Questでスポーツを楽しもう!」という同社のコンセプトを紹介。Meta Questを使うことで「いつでもどこでも自宅にいながら世界中の人とプレイできる」、「ケーブルがないので思う存分動ける」、「運動の記録を管理することができる」というメリットがあることを説明した。東京ドームシティ内の黄色いビル内では、同社と「世界卓球2024」のコラボ企画として、1月9日より2月14日までの期間限定で、Meta Quest3によるスポーツ体験が無料で楽しめる「VR/MR スポーツパーク」もオープンする。

■「世界卓球 2024」のアンバサダー水谷隼と武井壮(テレ東卓球塾塾長)がVR卓球を披露

会見には「世界卓球2024」のアンバサダーも務める、卓球競技混合ダブルスの初代オリンピック金メダリストの水谷隼と、2022年4月から2023年8月まで放送された番組『テレ東卓球塾』で水谷と共にMCを務めた武井壮(テレ東卓球塾塾長)も出席し、トークセッションや、実際にその場でVR卓球を披露するライブデモを行った。

水谷はVR卓球について「めちゃくちゃリアルです。実際の卓球をしているかのようなリアルな感覚がありました」とその完成度を絶賛する。「アバターの動きも自分そっくりで、相手のアバターもその人にそっくり。武井さんと試合をするとすぐに武井さんが相手だとわかると思います。VR卓球だと一人で卓球ができることも魅力だと思います」と話す。

水谷はすでに現役を引退しているが、「VR卓球選手」としてこれを機にVR限定で現役復帰することも宣言。「そもそもの引退理由は目の不調だったんです。目がよければ現役を続けたいと引退会見でも言っていたんですけど、実際これをやってみて、よく見えたし、これなら世界のトップに立てるんじゃないかと思えたんです。世界大会を盛大にやったら僕が絶対優勝すると思います」と自信たっぷりに発言する。

武井も「極めてリアルに近いなと思いました」とプレイした感触が良かったとのこと。「本物の卓球はそんなに上手ではないですが、VR卓球ならまだ僕にも可能性があると思います。まだプロもあまり参戦していないので、世界チャンピオンに勝てる可能性もなくはないと思います」と意気込む。また、複合現実という技術についても「デジタルの上での空間とリアルな空間が融合したような、以前映画で見ていたような技術がVRセットさえあれば手に入る素晴らしい技術だと思います」と絶賛。「たくさんの可能性を含んだ技術だと思います。早めに僕も深く関わっておきたいです」とユーモアを交えて話した。

武井はまた水谷との対戦にも意気込み十分。「Metaさんと組んで何かの細工をVR内に施せば水谷さんに僕も勝てるかもしれません」と発言したが、水谷がこれに「ドーピングはいけないですよ」と応じ、実際に会場でライブデモ対戦を披露。武井の見ている映像がスクリーンに映し出され、白熱の試合を行なったが、結果は水谷選手の圧勝に終わったが、水谷は「これが実力です」と自信たっぷりの笑顔を見せていた。