スイッチメディア、売上効果シミュレーターをTVALの新機能として提供開始
編集部 2023/12/27 09:30
クラウド型テレビCM出稿分析サービス「TVAL(ティーバル)」を提供する株式会社スイッチメディアは、テレビCMの出稿量に応じた売上増効果をシミュレーションする「売上効果シミュレーター」をTVALの新機能として提供開始した。花王が先んじて導入した商品ブランドごとに適正な出稿量を見極める最先端の手法をSaaSツールにて簡易に導入できる。
■「売上効果シミュレーター」による出稿量の最適化
TVALではテレビCMによってどのぐらい売上が増えたのかを可視化する「CMセールスインパクト」を提供してきた。更に花王にはCMセールスインパクトを導入してもらい、多数のブランドにてCMの売上増加効果の可視化に利用してもらった。
この度、花王からの意見も踏まえ、CMセールスインパクトをさらに発展させた機能として、CM出稿量と売上増加量の関係性から適切な出稿量を見極めるための新機能を開発。
CMセールスインパクトの拡張機能として提供を開始する「売上効果シミュレーター」では、CMセールスインパクトによって測定されたCM効果(※1)の実績を基に出稿量と売上増の関係をシミュレーションすることができる。これにより、ROAS(※2)を最大化する最適な出稿量を導くことが可能となった。
※1:CM効果とは、テレビCMを視聴したことによって増加した商品購入額。
※2:ROAS(Return on Advertising Spend)とは、広告費に対してどれだけ売上が得られたかの指標。
■TVAL売上効果シミュレーター画面イメージ(結果画面)
■サービスの特長
1.ROASが最大になるGRPがわかる
シミュレーションの結果画面では、最大ROASとなる出稿量、すなわち出稿費用に対してCM効果が最も大きくなるようなGRPを素早く確認することができる。詳細なシミュレーション結果を利用して、追加の分析を行うこともできる。
2. GRPに対する適正な出稿期間がわかる
1でシミュレーションした最大ROASとなる出稿量に対して、適正な出稿期間を確認することができる。出稿量と期間を合わせてシミュレーションすることでより効果的なプランニングが可能になる。
3. 複数パターンの自動シミュレーション
複数のGRPパターンでの予測を確認したい場合には、想定される出稿GRPの上限を指定することで自動的に複数パターンを生成しシミュレーション結果を表示することができる。シミュレーションの結果はレポートとしてそのまま使える形式で表示される。
■TVAL売上効果シミュレーター画面イメージ(設定画面)
■購買データについて
CM視聴データと購買データ(インテージ社のSCI®データ ※3)をシングルソースで組み合わせることで、CMを視聴した人が商品を購入したかどうかの実データを使用してCM効果を算出している。
※3:SCI®データは、全国15歳~79歳の男女53,600人の消費者から、継続的に収集している日々の買い物データ。