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19 DEC

BSテレ東『居間からサイエンス』ペロブスカイト太陽電池が2023年度・科学放送高柳賞の優秀賞を受賞

編集部 2023/12/19 17:30

BSテレ東にて、2023年4月19日に放送された『居間からサイエンス』#1「ペロブスカイト太陽電池」が、2023年度・科学放送高柳賞の優秀賞を受賞した。BSテレ東の番組の受賞は5年ぶり。

2023年4月にレギュラー放送がスタートした『居間からサイエンス』(毎週水曜よる10時放送)は、加藤浩次氏をMCに、各分野で活躍するサイエンティストを迎えて難しいと思われがちな科学技術をやさしく解説。開発秘話や人柄までインタビューなどを通じて掘り下げ、視聴者の知的好奇心を刺激するとともに、理系人材の育成を後押しする内容となっている。

■受賞番組の放送内容

レギュラー放送初回のゲストは、薄くて簡単に作れる「ペロブスカイト太陽電池」を発明し、ノーベル賞有力候補と言われる桐蔭横浜大学特任教授の宮坂力。ペロブスカイト太陽電池は従来のシリコン製太陽電池とは違い、塗装や印刷技術を使って簡単に作れる薄くて軽いフィルム状の太陽電池で、いま実用化競争が激化している。宮坂の研究者としての人生、そして研究以上に情熱を注ぐ趣味のバイオリン演奏の話など、奇才の意外な一面にも迫った。

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■関係者コメント

プロデューサー・林祐輔(BSテレ東 制作局)

今年の冬は、異様に暖かい。それが、地球温暖化とどこまで関連しているかは定かではない。しかし、誰もが肌で感じているはずだ、「このままでは、まずいのではないか」と。そんな不安に応えられるのは、「科学の力」である。そしてサポートする政治力、そしてお金も必要である。日本は、アメリカや中国などに比べると、決して恵まれてはいない。優秀な科学者がいるにもかかわらず。「ペロブスカイト太陽電池」を発明したのは日本人である。今ある太陽電池とは、実用面から言っても雲泥の差。そんなスゴイ日本人科学者は、この国に、まだまだたくさんいる。彼らを応援しよう!そのためには、まず科学を知ることから始めよう!それが、日本の国力を上げ、我々の生活自体を守り、豊かにすることにもつながるのだから。そんな思いを持って、番組スタッフ一同、これからも邁進します。

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■科学放送高柳賞とは

テレビ受信機や放送技術の完成に中心的役割を果たし、日本の「テレビの父」と呼ばれる高柳健次郎氏(1899~1990年)の私財を基金として設立された公益財団法人高柳健次郎財団が主催。毎年、科学技術の振興とその知識の向上に役立つ優れた科学放送番組が表彰される。

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