テレビ東京・BSテレビ東京、大晦日『東急ジルベスターコンサート2023-2024』で世界初となるAPN IOWN1.0を用いた生放送を実施
編集部 2023/11/30 12:00
テレビ東京とBSテレビ東京は、2023年12月31日から2024年1月1日にかけて東京・渋谷区のBunkamuraオーチャードホールで開催される『東急ジルベスターコンサート2023-2024』を、インターネットに代わる次世代通信基盤としてNTTグループが開発した「IOWN(アイオン)」を使って生放送する。IOWNを使った生放送は世界で初めてとなる。
今回、生放送に使用するのは、NTT東日本が提供している「APN(オール・フォトニクス・ネットワーク)IOWN 1.0」で、映像の圧縮や変換を行う必要がないため、伝送時の遅延を大幅に減らし、高画質のまま伝送することができる。
このAPN IOWN1.0で、「東急ジルベスターコンサート」が開催される東京・渋谷区のBunkamuraオーチャードホールと、東京・港区のテレビ東京を結び、新年へのカウントダウンコンサートをテレビ東京とBSテレビ東京で放送するほか、高画質の4KでBSテレビ東京で放送する。
東急ジルベスターコンサート2023-2024
大晦日恒例の「東急ジルベスターコンサート」。第2部はテレビ東京系列およびBSテレビ東京で生中継され、年越しの「名物番組」としてもおなじみとなっている。2023年大晦日から2024年元日にかけてのカウントダウンは、チャイコフスキー作曲、交響曲第5番第4楽章。指揮は実に13年ぶり・4回目の登場となる“炎のマエストロ”小林研一郎。ゲストには、国内外で活躍する注目の若手ヴァイオリニスト周防亮介、ドラマティックな歌声で魅了するテノール笛田博昭、ロシアの名門音楽院で研鑽を積み活躍がめざましいピアニスト松田華音を迎える。
■APN IOWN1.0とは
※APN=オール・フォトニクス・ネットワーク(All-Photonics Network)は、通信ネットワークの全ての区間に光伝送技術を使った次世代通信サービスで、大容量・低消費電力・低遅延を実現。2023年3月にNTT東日本は、APNを使った通信サービス「APN IOWN1.0」の提供を開始した。
※IOWN(Innovative Optical and Wireless Networkの略、アイオン)は、電気より早い光技術を使い、大容量・低消費電力・低遅延を実現する次世代基盤技術。NTTは、次世代通信規格「6G」を支える技術として2030年の実用化を目指し、研究開発している。