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ABCアニメーション、CGCGスタジオと資本業務提携 アニメ事業強化の一環として連携し制作機能の内製化を目指す

編集部 2023/10/30 09:30

朝日放送グループホールディングスの子会社であり、TV・劇場アニメーションの企画・製作、コンテンツ事業展開を行う株式会社ABCアニメーション (本社:東京都新宿区、以下「アニメ社」)は、CG映像制作等を手掛けるCGCGスタジオ株式会社(本社:沖縄県沖縄市、以下「CGCG」)のCG映像制作事業・モーションキャプチャー事業・ゲームコンテンツ開発事業(以下「譲渡対象事業」)の譲受を目的とした株式譲渡契約(以下「本件株式譲渡契約」)を締結したと発表した。

CGCGは、CGCGが保有する事業のうち譲渡対象外事業である遊技機液晶コンテンツ企画開発事業その他をCGCGの現在の株主が新設する別会社へ吸収分割によって移管し、アニメ社は、当該吸収分割の効力発生日にCGCGの発行済株式の100%を取得する予定。

CGCGは、「FINAL FANTASY XVI(PS5)のイベントシーンアニメーションの制作」や「CG STAR LIVEのライブ演出、制作」等の業務を株式会社スクウェア・エニックス、株式会社バンダイナムコアミューズメント等から受託し、制作を行っている。

同社は、中期経営戦略NEW HOPE「2nd STAGE」において、放送・コンテンツ事業及びライフスタイル事業の2つの事業セグメントを強化して拡大することを目指しており、コンテンツ事業の中でもアニメ事業においては、1984年から日曜朝の枠をはじめ様々なアニメ作品を放送。また、2020年10月にはアニメ制作事業を手掛ける株式会社SILVER LINK.の全株式を取得、2022年9月にはアニメキャラクター雑貨事業等を手掛けるゼロジーアクト株式会社の全株式を取得している。2023年10月にはアニメ社をアニメ事業における中核事業持株会社とし、株式会社SILVER LINK.及びゼロジーアクト株式会社をアニメ社の完全子会社とする組織再編を行った。

今回のCGCGの株式取得及び子会社化により、アニメ社を中心とした当社コア事業の一つであるアニメ事業の強化に資すると同時に、双方の企業価値向上に繋がると判断し、本件株式譲渡契約の締結に至ったという。更に多くの視聴者や消費者の方に喜んでもらえるようアニメ事業のビジネス展開を加速させ、「総合コンテンツ事業グループ」を目指していく方針だ。