27 OCT

「視聴者をくぎづけにした2023年10月クールの秋ドラマとは?」初回放送の注目度ランキングを発表

編集部 2023/10/27 16:00

REVISIO株式会社(東京都千代田区、以下REVISIO)は、2023年10月にスタートした秋ドラマについて、初回放送での注目度ランキングを作成し、人気の傾向を分析した。注目度の高さは、テレビの前の視聴者がくぎづけになっていたことを表す。

男女ともに1位を独占したのは『日曜劇場「下剋上球児」』

2023年10月クールにスタートした、秋ドラマでプライム帯(20~22時30分に放送開始)に放送されているドラマをピックアップ(※)し、REVISIO独自の注目度という指標によって初回放送の「注目度ランキング」を作成した。結果は、個人全体、男性、女性の1位は同じ番組で、TBSの『日曜劇場「下剋上球児」』であった。

男性と女性のランキングにはかなり差がついた。男性人気2位の日本テレビ『セクシー田中さん』は女性で9位、女性人気2位のテレビ朝日『相棒season22』は男性で9位と、2023年10月クールのドラマは、男女の間で違いが大きく見られた。
※全てのドラマが対象ではない

個人全体で1~3位になったドラマをピックアップ

■1位:TBS『日曜劇場「下剋上球児」』 
 出演:鈴木亮平 黒木華 井川遥、他
 個人全体の注目度:68.4%

2016年三重県立越山高校が舞台。1名の部員を除いてやる気のない幽霊部員ばかりの野球部、その顧問兼監督を打診された鈴木亮平演じる南雲脩司は頑なに監督就任を拒んでいた。そんな中、黒木華演じる家庭科の教師、山住香南子が赴任してきて、穏やかだった南雲の生活が大きく変わっていくというストーリー。

■2位:日本テレビ『セクシー田中さん』
 出演:木南晴夏 生見愛瑠、他 
 個人全体の注目度:64.5%

木南晴夏演じる田中京子は、地味で友達も恋人もいない経理部のアラフォーOL。しかし、裏の顔は超セクシーなベリーダンサーという設定。「自分の幸せは自分で決めたい!」「私も明日、背筋を伸ばして頑張ろう」と元気をもらえる「9笑って、1泣ける」ラブコメディーである。ストーリーは女性に支持されそうなものの、タイトルの影響なのか初回放送は女性よりも男性から圧倒的に注目された。

■3位:フジテレビ『うちの弁護士は手がかかる』
 出演:ムロツヨシ 平手友梨奈 吉瀬美智子、他
 個人全体の注目度:64.4%

ムロツヨシがフジのゴールデンプライム帯の連続ドラマに初主演する本作品。超敏腕で元芸能マネージャーであるムロが演じる蔵前勉と、超天才の新人弁護士である平手友梨奈演じる天野杏が織りなすリーガルエンターテインメント。男性の注目度は3位、女性の注目度は6位であった。

参考:2023年上半期におけるドラマジャンルの個人全体の平均注目度は58.7%

※分析に利用した指標「注目度とは?」  テレビの前にいる人(滞在者)のうち、画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表す。それにより、シーンに注目している度合いがわかる。