02 OCT

TBS・電通・博報堂DYMP、CM素材の“前日差し替え”のリードタイムを短縮したテレビ広告運用のPoCを開始

編集部 2023/10/2 14:30

株式会社TBSテレビ(東京都港区)、株式会社電通(東京都港区)、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区)は、2023年10月から、CM素材の“前日差し替え”によって従来よりもリードタイムを短縮した、柔軟なテレビ広告運用のPoC(※1)を開始する。

※1:PoC(Proof of Concept)とは概念検証、試作開発に入る前段階の検証プロセス

テレビ広告の課題解決を目指す

さまざまなデータがマーケティングに活用できる近年、データと連動した柔軟な「運用型広告」へのニーズが高まっている。

一方、テレビ広告は通常、放送の4営業日前までに流す素材を指定する必要があり、また素材指定後は変更が容易ではないため、デジタル広告などと比べて柔軟なマーケティング活動がしにくい点がTBS、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、3社共通の課題であった。

CM素材のリードタイムを短縮

TBS、電通、博報堂DYメディアパートナーズの3社は、この課題に対するソリューションの一つとして、一部(※2)CM素材のリードタイムを短縮した取り組みを開始。これにより、柔軟で効果的な広告運用プランを策定・提供するなどの、新しい運用型テレビ広告メニューの開発を推進する。

たとえば翌日の天気や気温、イベントなどに合わせたタイムリーなCM素材を適切に選択。また広告効果による素材の出し分けなど、広告主企業・生活者の双方にとって、今まで以上に役に立つ、価値のある広告コミュニケーションが可能となる。

従来のテレビメニューでは広告出稿を見送っていた広告主企業に対しても、リードタイムを短縮した新しいテレビの運用型広告メニューを活用することによって、柔軟なテレビ広告の出稿を行い、事業成長に貢献する。

※2:取り組み開始直後は、社数を限定して実施

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