02 OCT

博報堂DYMP、テレビCM素材「前日差し替え」の実証実験を開始

編集部 2023/10/2 14:29

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港、以下 博報堂DYメディアパートナーズ)は、株式会社TBSテレビ(以下TBS)、北海道放送株式会社(以下HBC)、札幌テレビ放送株式会社(以下STV)、北海道テレビ放送株式会社(以下HTB)、北海道文化放送株式会社(以下UHB)と共に、従来よりもリードタイムの短いテレビCM素材の「前日差し替え」を可能にする実証実験を開始。「前日差し替え」を博報堂DYグループが提供するAaaSの機能に組み込むことで、従来の運用型テレビ広告から、更に実行力を備えた「高度運用型テレビ広告」の実現を目指す。

AaaSではテレビCMの効果最大化のため、ダッシュボードでKPIを可視化・分析、分析結果を基にテレビCM運用の改善実行を行っている。しかしテレビCM素材の搬入ルールによる差し替え期間により、改善施策の実行速度で課題を抱えていた。

今回、AaaSによる可視化から分析、改善の実行までを即時的に行うことを目指し、TBSおよびHBC、STV、HTB、UHBと、前日までにCM素材の指定をすることで翌日に差し替えを反映させる取り組みを開始、実証実験を進めている。

テレビCM放映中の成果を読み込み、残期間でKPI最大化のための素材配置を自動で最適化する機能を有するAaaS。
「前日差し替え」が実現すると、その最適化された素材配置を翌日に反映することが可能となる。運用型テレビ広告で課題だった「分析結果を踏まえた改善の実行速度」を速めることで、キャンペーン期間内での更なる広告効果向上、「高度運用型テレビ広告」の実現を目指す。

また、テレビ・デジタルの広告を統合運用するTele-Digi AaaSを併せて活用することで、テレビ・デジタル双方の高速運用を実現し、マーケティングの効果を最大化する。

【AaaSとは】
 広告業界で長らく続いてきた「広告枠の取引」によるビジネス(予約型)から「広告効果の最大化」によるビジネス(運用型)への転換を見据えた、博報堂DYメディアパートナーズが提唱する広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデル。
※AaaSは博報堂DYメディアパートナーズの登録商標

【関連記事】 北海道エリア4局合同でCM素材搬入リードタイム短縮可能なスポット企画を実施

【関連記事】博報堂DYMP、複数のプラットフォームを横断しTVCMと一元化してブランドリフト効果を可視化可能に

【関連記事】TBS・電通・博報堂DYMP、CM素材の“前日差し替え”のリードタイムを短縮したテレビ広告運用のPoCを開始