TBSテレビ、2023年民放連賞 技術部門で「メディアブランチ」「メタ付与 AI プラットフォーム」ダブル受賞
編集部 2023/9/26 18:00
TBSテレビは、2023 年日本民間放送連盟賞技術部門において、「オンラインパケ納品システムメディアブランチの開発」の実績で、半澤秋、進士雅一、依田純、河村浩司、佐竹颯太、丸山航平、西湯勝仁、近藤彰宏と「放送映像メタ付与 AI プラットフォーム及び活用システムの開発」の事続で苑田翔吾、山中健太、武田祐祐、大西陽一が優秀賞を同時受賞した。
【まとめ】2023年日本民間放送連盟賞各部門の入選作品・事績
「民放連堂」は、全国の民放各社から応募された番組と事績を対象に、年1回審査を実施し、優れた番組や優秀と認められた事を顕彰している。
今回の受賞は、“制作した番組を放送、配信するための業務の効率化を大きく進めたこと”、“放送番組へのメタデータ付与業務に、より高い精度と効率、そして発展性をもたらしたこと”が高く評価された。全国からの多数応募の中からTBSが開発したシステムが2件も受賞をした事は快挙。
TBSテレビは、これからも、人々に愛されるコンテンツとサービスを作り出し、「最高の時で、明日の世界をつくる。」ため、様々な開発に挑んでいくという。
【オンライン完パケ納品システム・メディアブランチの開発】
地上波や配信、番宣等、番組の様々な納品を統合したオンライン納品システム「メディアブランチ」を開発。現場ファーストで分かりやすさ・操作しやすさを重視しており、ブラウザの画面から全ての納品、プレビュー、記録表や
キューシートの作成を効率的に行うことができる。制作者は番組が入ったメディアを放送部署に納品する物理的な移動なしに24 時間いつでも納品できるなど、現場の圧倒的な業務改善となった。また記録メディアが不要となることで資源削減にも責献。
【放送映像メタ付与 AI プラットフォーム及び活用システムの開発】
日々放送している全ての番組の映像音声に対して、複数のAIを使って顔認証、音声認識、文字認識を同時に行い、メタ情報として自動蓄結していくプラットフォームを独自開発。併せて開発した放送映像検索システムと放送映像テロップ監視支援システムを使って、「TBS Data Lake On Air」に蓄積した高い精度のメタ情報を番組制作に活用。「この出演者・あのネタが出たのは番組中のどこ?」など放送した素材を探す制作の労力を大幅に軽減し、業務効率を大きく上げている。