メテオブラスターVR
仙台放送×東北大学大学院医学系研究科×日本生命、緑内障を含む眼疾患の早期発見に向けた取り組みを開始
編集部 2023/7/31 16:30
株式会社仙台放送(以下、仙台放送)、国立大学法人東北大学大学院医学系研究科(以下、東北大学)、日本生命保険相互会社(以下、日本生命)は、2023年8月より東北大学大学院医学系研究科神経・感覚器病態学講座眼科学分野 中澤徹教授監修のもとで眼疾患の早期発見に向けた取り組みを開始する。
取り組みの第一歩として、2023年8月5日(土)・6日(日)に開催される「みやぎ元気まつり2023」にて、目の健康状態を判定する視野チェックアプリ「メテオブラスター(METEOR BLASTER)」VR版の無料体験会を3者で出展する。
本アプリは、宇宙空間を舞台に、画面中心に登場する隕石をレーザー砲で破壊しながら星(=白い光)を捉えるシューティングゲームで、ユーザーの視野の状態を簡易判定するもの。今回開発されたVR版では、360度が宇宙空間という圧倒的な没入感の中で、ユーザーは宇宙船のコックピットに乗り込み、宇宙空間を高速で移動しながら隕石を破壊するという、迫力あるゲーム体験を楽しむことができる。
[取り組みの背景]
人間の五感による情報取得のうち9割弱を視覚が占めるとされるように、目の健康は、QOL(Quality of life/生活の質)に直結する。一方、近年、デジタル機器の使用機会の増加等により、老若男女を問わず、目を休める時間が短くなっている。また、目の不調は見過ごしてしまいがちであり、例えば、日本人の中途失明原因の第1位である緑内障は、初期段階では自覚症状がなく、視野異常を感じて病院を受診する頃には病状が進行していることが多くなっている。
しかしながら、現状では日本の眼底検査受診率は先進国の中で最低水準にとどまっており、気づきにくい目の疾患をいかに早期に発見するかが、あらゆる世代の方が健康で豊かな生活を送るための重要な社会課題になっている。こうした社会課題の解決を目的として、業界・団体を超えた3者の力を結集し、3者間で連携協定を締結し、眼疾患の早期発見に向けた取り組みを開始することとした。連携協定は8月に締結する。
■アプリの無料体験会
日時: 2023年8月5日(土)、6日(日)10:00~17:00
会場: 夢メッセみやぎ本館展示棟(入場無料・予約不要)